2020年8月13日木曜日

Fire TV Stick を5GHz帯Wi-Fiに接続する方法

  アマゾンのFire TV Stickを5GHz帯に接続するためには、一手間必要なので紹介しよう。


 私が使用している Fire TV Stick は昨年購入したもので、現役として十分な性能を持っているが無線LAN(Wi-Fi)の仕様が最新のものとは異なり、「5GHz帯はW52の36, 40, 44, 48の4チャンネルにのみ対応」となっている。Wi-Fi ルーターのチャンネル設定を自動のままにしておくと、この4チャンネル以外に設定されてしまい、Fire TV Stick で接続されないことがある(接続可能なチャンネルが存在しないため、Fire TV Stick の選択肢に表示されない)。

 接続するためには、Wi-Fiルーターの設定変更が必要だ。私が使用しているWi-Fi ルーターは、Nuro光の標準機器「F660A」なので、以下は参考程度に御覧いただきたい。

 まず、エクスプローラーを開いて、ネットワークからWi-Fi ルーターを探す。SSIDと同じ表記になっているはずなので、見付けることができるはずだ。


 ブラウザでログイン画面が立ち上がるので、ユーザー名、パスワードを入れてログインする。設定変更していない場合はユーザー名、パスワードとも「admin」で入れるはずだ。(セキュリティー強化のため、パスワードは変更することをおすすめする。)


 「ネットワーク」→「無線LAN RF5G」で設定画面が開くので、「無線チャネル」を「36, 40, 44, 48」のいずれかに設定しよう。


  Fire TV Stick で接続状況を確認したところ。無線LAN(Wi-Fi)ルーターの設定どおり、「チャンネル36」で接続されている。

 これで、電波干渉の少ない5GHz帯に接続できた。




2020年8月12日水曜日

BUFFALO Wi-Fi中継機 WEX-1166DHP2/N レビュー

  Amazon Prime Video で時代劇専門チャンネルを見ていると、頻繁に通信が途切れて落ち着いて番組が見られない現象が続いたので、思い切ってWi-Fi中継機を導入してみた。その結果、通信状態が劇的に改善したので紹介したい。Amazon Prime VideoはテレビにFire TV Stickを接続して視聴している。

 我が家では、下図のように、無線LAN(Wi-Fi)親機は1階の居間に、Fire TV Stickを接続したテレビは2階の六畳間に、それぞれ設置してある。つまり、無線LAN親機とFire TV Stickは1階の最も東寄りの場所と2階の最も西寄りの場所に、それぞれ設置してあるわけで、距離が長く途中に床と壁があるという、Wi-Fiを使って動画を楽しむためにははなはだ不利な状態になってしまっていたのである。

 今から新しく設置するとしたらこんな配置にはしないのだが、有線LANルーターを設置していた場所に、その後無線LAN(Wi-Fi)ルーターを設置したのでこうなってしまった。最初にルーターを設置した時には、Wi-Fiについてはさほど重視しておらず、スマートフォンの通信料節約のため程度にしか考えていなかったものだ。Wi-Fiを使って2階でテレビを見るようになるとは思ってもみなかったのである。

 購入したのは「BUFFALO WEX-1166DHP2/N」。

 これを、上図(イメージ図)の「Wi-Fi中継機」の場所に設置した。親機との接続は簡単。WPSボタンを使って一発で接続できた。



 中継機設置以降、時代劇専門チャンネルは途切れたり画像が荒くなったりすることなく、快適に視聴することができるようになった。これほど顕著に改善することが判っていたら、もっと早く購入しただろう。これで、安定して接続できるようになった。

 中継機は親機と同じSSIDとパスワードの組合せで接続できるのだが、それだと中継機につながっているのか親機と接続しているのか判別できない。中継器独自のSSIDに接続することで、確実に中継器に接続することが可能である。(写真は、中継器独自のSSIDにつなげたところ。)

 ・信号の強さ:最強(2.4GHz)、良好(5GHz)

 ・チャンネルの品質:強い  となっている。

 画像では信号の強さが「最強」、「良好」となっているが、上記の環境では実際には2.4GHz帯では「最強」と「良好」が交互に表示される状態、5GHz帯では「良好」と「やや弱い」とが交互に表示される状態だ。

 無線LAN(Wi-Fi)の電波はA(2.4GHz)は障害物に強く遠くまで電波が届きやすいが電話の子機やBluetoothなどの他の通信機器の電波干渉を受けやすく、G(5GHz)は障害物には弱いものの他の通信機器の干渉を受けにくく、安定した接続が得られれば高速な通信が可能になるという特徴がある。当面Aで接続しておいて、電子レンジなどとの干渉が生じたような場合は、Gに切り替えるなど、今後いろいろ試していくことにしたい。




 上の画像は従来の状態(中継器の接続を切った状態)。1時間の番組を視る間に2度ほど途切れていた。


 BUFFALO WEX-1166DHP2/N。いかがでしたでしょうか。私は、この中継器を導入して大変満足しています。