2016年5月22日日曜日

デスクトップパソコンのデータをバックアップする方法(BunBackup使用)

 前回、BunBackupでNASにバックアップする方法をアップしたら、たくさんの方に見ていただいたようなので、私が行っているバックアップ方法を、詳しく公開してみることにしたい。

1.ディスク構成

 私のパソコンは、最近自作したばかりである。ベースはドスパラの「自作パソコンセット パーツの犬モデル 101標準セット」だ。これに、SSDを追加し、HDDを大容量のものに換装している。

 ディスク構成は、次のとおりだ。

 内臓C:OS、アプリケーションソフトウエア(アプリ)
 内臓D:データ全般(ダウンロード、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージック)
 内臓E:光学ドライブ
 外付F:Dドライブを丸ごとバックアップ

 Cドライブをシステムディスクに設定し、データはすべてDドライブに置くようにしている。システムディスクはバックアップしない。万一クラッシュしたら、再インストールすればよいからである。
 データは壊れてしまった場合、二度と取り返すことはできないので、非常に重要である。

 旅行先で撮った写真など、絶対になくしたくないデータは二重三重にバックアップを取ることをお勧めしたい。私は、写真のデータは、外付けHDDとNASとの二か所にバックアップを置いている。


2.データ置き場をDドライブに移動する方法(Windows 10の場合)

 (1)画面下方のエクスプローラーを起動する。



 (2)エクスプローラー作法の「PC」をクリックする。


 (3)ダウンロードのアイコン上で右クリックする。

 (4)プロパティをクリックする。



 (5)「場所」タブをクリックする。

 (6)「移動(M)...」をクリックする。




 (7)移動先を選択(私の場合「D:\Downloads」)

    ※移動先のフォルダ名は自由に設定しても問題ない。

 (8)場所が「D:\Downloads」に変っているのを確認して「適用」をクリック



 (9)保存先がDドライブに変更された



 (10)以降、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージックも同様に保管場所を変更する。


3.BunBackupのインストール方法

 作者のホームページから、ダウンロードしてインストールする。2016年5月22日現在最新版は「ver.4.22」だ。
 インストーラー形式と、ZIP形式と二種類あるが、どちらを選んでもよい。簡単なのはインストーラー形式。
 通常版と64bit版とこちらも二種類あり、どちらを利用すべきか悩むところである。作者のページに

本ソフトは、BunBackupの64bit版です。

本ソフトを使用しますと、64bit版のWindowsでロックファイルコピー機能を使用することができます。
また、バックアップ対象となるファイル数、パソコンの空きメモリ容量など、環境によってはパフォーマンスが向上する可能性があります。

なお、通常のBunBackup(32bit版)でも、64bit版のWindowsで動作します。
BunBackup 64bit版は、64bit版のWindowsでロックファイルコピー機能を使用したい場合や、大量のファイルをバックアップする場合などのときにお試しください。
(下線は筆者が追加した。)
とあるので、私は64bit版を利用している。私は大量のデータをバックアップするからだ。

 念のためにお断りしておくが、32bit版のOSを利用している方は、必ず32bit版を選択してください。

 先ほどのエクスプローラーの「PC」の部分を右クリックして、プロパティを選択する方法で、パソコンのOSが32bitなのか64bitなのか確認することは可能である。自分の利用しているパソコンのOSが32bitか64bitかわからない場合は、32bit版を選択しておくことが無難である。


 さて、個人のホームページからソフトウェアをダウンロードするのが不安な方のために、「窓の杜」のダウンロードページの場所も貼り付けておこう。

 こちらからインストールしてください。

 こちらからどうぞ(窓の杜ダウンロードページへ)。


4.BunBackupを使ったバックアップ設定方法

 BunBackupを初めて起動したときの画面は、次のようになっているはずだ。
 まだ、バックアップの設定がなにもされていない状態である。


 

 データをすべて、「Dドライブ」に保管するようにしておけば、外付けHDDにDドライブを丸ごとバックアップするように設定すればよい。
 バックアップの設定方法を説明する。基本的にはいろいろ触って試してほしい。定期的に自動バックアップする設定もあるし、一部のフォルダをバックアップから除外する設定もある。バックアップ元のデータが削除されたときに、バックアップ先のデータを削除する設定もある。(もちろん削除しないでそのまま保存しておくことも可能である。)

 このソフトの良いところは、バックアップ先とバックアップ元とを比較して、変化したデータだけをバックアップしてくれるため、二回目以降のバックアップが非常に早く終ることである。今まで、数年間にわたりこのソフトを使ってバックアップを行ってきたが、重大な問題が生じたことはまだ一度もない。

 今回は、最も基本的なDドライブ全体をFドライブの「backup」フォルダへバックアップする設定をお知らせする。

 (1)BunBackupを起動する。

 以下、BunBackupにバックアップ元とバックアップ先を指定していく。
 バックアップは何種類も登録することが可能である。

 (2)起動画面から「+」マークをクリックする。



 
 (3)出てきたダイアログボックスに、バックアップ情報を設定していく。

 Dドライブ全体を、Fドライブの「backup」フォルダにバックアップする場合なら、次のようにすればよい。バックアップのタイトルは何を設定してもよいが、判りやすいものにしておくのがおすすめだ。



 タイトル、バックアップ元フォルダ、バックアップ先フォルダを選択したら、「OK」をクリックする前に、詳細設定することを忘れてはいけない。

 (4)「詳細」をクリックする。

 (5)「バックアップ方法」タブで「サブフォルダもバックアップする」を選択する。



 「OK」をクリックして「バックアップ設定」に戻り、もう一度「OK」をクリックして設定終了である。

 BunBackupの空白だった部分に、今設定したバックアップが表示されているはずだ。

 最後に、今設定したバックアップ設定を保存しておこう。


 (6)左上の「フロッピーディスク」のアイコンから設定を保存する。

 あとは、実際にバックアップを走らせればOKである。

 (7)「バックアップ開始」アイコンをクリックしてバックアップを開始する。




 必要なら、(2)以降を幾度か繰り返すことで、バックアップ元、バックアップ先が異なるバックアップを複数設定することも可能である。
 
 無料でここまできちんと動いてくれるこの「BunBackup」を、私は愛用している。



2016年5月8日日曜日

BunBackupでNASにバックアップする方法

 Winows 7 を使用していた時には何の問題もなかったのだが、OSをWinows 10 に乗り換えてから、起動時に「ネットワークドライブに再接続できませんでした」というエラーメッセージが出て、ネットワークドライブが自動的に接続できなくなっていた。
 エクスプローラーを起ち上げて、問題のドライブをダブルクリックしてログイン作業をすれば問題なく使用できる状態にできるのだが、毎回起動時にこの些細な動作を強いられることが結構なストレスとなっていた。
 ログインしないまま放っておくと、BunBackupの自動バックアップが回らないので、データの安全にも支障をきたすわけで、ゴールデンウィーク最後の今日、問題の解決に取り組んだのである。

 何とか、自分なりに納得のいける状態にできたので、方法を記録しておくことにしたい。

【従来の方法】
 ・NASをネットワークドライブ(z:)に設定
 ・BunBackupのバックアップ先にそのネットワークドライブ(z:)を指定

 この方法だと、毎回パソコンの起動時にエラーメッセージに悩まされることになる

【解決方法】
 ・NASはネットワークドライブに指定しない
 ・Bunbackupにはバックアップ先をフルパスで指定(例:\\LANDISK-******\disk\写真)
 ・Bunbackupで「ネットワークににログインする」ように設定する

 これで毎回起動時のエラーメッセージが出なくなり、バックアップも問題なく行われるようになった。ちなみに例の「バックスラッシュ」は「円マーク」である。フォントの問題で日本語表示にできないようだ。


 起動ごとに出てくるエラーメッセージを撲滅し、同時にバックアップはきちんと動作させることができるようになった。

 昨年、Winows 10に無料アップデートしてからずっと悩まされてきた問題が、これで、解決できた。
 ゴールデンウィークの収穫の一つである。



2016年5月4日水曜日

ゴールデンウィークにパソコンを自作できた

 これまで使ってきたパソコンはまだまだ調子よく動いていたのだが、それでももう5年物。いつ壊れても不思議ではないので、この連休を利用してパソコンを新調した。

 ドスパラの開催した「パーツの犬モデル組立教室」に参加してパソコンを組み立ててきたのである。


 この教室が開催されたのは4月29日の休日。この日組み立てたのは「自作パソコンセット パーツの犬モデル 101標準セット」だ。ネットから注文するよりも安く購入することができたのが、この教室に申し込んだ主な理由である。


 構成は、こんな感じだ。
  • CPU:Intel Core i5 6500 BOX
  • M/B:ASRock H170 Pro4 (H170 1151 DDR4)
  • メモリ:Kingston KVR21N15S8K2/8 (DDR4 PC4-17000 4GB 2枚組)
  • HDD:TOSHIBA DT01ACA100  (1TB)
  • 光学ドライブ:ASUS DRW-24D5MT
  • 電源:玄人志向 KRPW-N500W/85+
  • ケース:ENERMAX ECA3360B-BT(U3) (Fulmo Q 黒)
  • OS:Microsoft 【64bit】 Windows 10 Home 日本語 (DSP)


 自宅に持ち帰ってから、早速カスタマイズ。240GBのSSDと3TBのHDDを追加し、セットについてきた1TBのHDDは必要がないので取り外した。

 カスタマイズ後の状態は次の通りだ。
  • CPU:Intel Core i5 6500 BOX
  • M/B:ASRock H170 Pro4 (H170 1151 DDR4)
  • メモリ:Kingston KVR21N15S8K2/8 (DDR4 PC4-17000 4GB 2枚組)
  • SSD:SanDisk UltraII SDSSDHII-240G-J26(SATAIII 240GBTLC)(240GB)
  • HDD:Western Digital WD30EZRZ-RT(SATA3 3TB 5400rpm 64MB)(3TB)
  • 光学ドライブ:ASUS DRW-24D5MT
  • 電源:玄人志向 KRPW-N500W/85+
  • ケース:ENERMAX ECA3360B-BT(U3) (Fulmo Q 黒)
  • OS:Microsoft 【64bit】 Windows 10 Home 日本語 (DSP)

 SSDの効果はてきめんで、起動も終了も爆速である。

 SSD交換前はWindows10のデスクトップ画面が表示されるまで約1分10秒かかっていたのだが、SSDに換装した後は、これが30秒程度にまで短縮された。正確に言うと起動パスワードの入力時間を含めても約33秒である。これまでパソコンの電源を入れてからトイレに行って、戻ってきてからパソコンを使い始めたりしていたのだが、これからはそんな必要は無くなった。いつでも使いたいときに電源を入れれば、それこそテレビのようにすぐに使い始めることができるようになった。終了はさらに高速で、それこそ待つ間もないくらいである。

 これまで何回かパソコンを自作した経験はあるが、それも十年以上昔のこと。正直言って、うまくできるか不安があったし、パソコンパーツの規格もいろいろ変っているから、まごつくこともあるかもしれない。面倒くさいという気持ちもあったので既製品にしようかと思っていたのだが、そんなところに絶好の情報をキャッチすることができた。

 楽しい自作体験で新しいパソコンが手に入った。

 満足である。