2017年11月12日日曜日

NASが不調になったのだが

 我家のNAS(Network Attached Storage)、LAN接続用のハードディスクがいよいよ不調となった。この機器については2012年1月にこのブログで紹介しているから、かれこれ5年以上にわたって、データ受渡しやバックアップのために役立ってくれたのである。

 長期にわたり、ほぼ毎日、数時間稼働させてこれまで使用できたのだから、この手の製品としては長持ちしたと言っていいだろう。機械的に新しいNAS購入のためにAmazonで検索を始めたのだが、途中で本当に新しいNASが必要なのだろうか、と疑問を感じてしまった。

 現在、我家ではこの製品(NAS)を次のような目的で使用している。

  • データバックアップ
  • 音楽データのオーディオ用PCへの受渡し
  • 家族旅行の写真などの複数パソコンからの閲覧

 このうち、最初の一つは、メインPC、家族のPC、それぞれに外付けHDDを増設してデータ全てを丸ごと定期的にバックアップを作成するようにしている。音楽専用PCにはバックアップが必要なデータは保管していないが、音楽データ、一式が保存されているので、もう一つのバックアップ先としても機能している。必ず残しておきたい思い出の写真は、Amazonドライブを利用して更にバックアップを行っているため、NASがなくなったとしても、すでに十分に安全だ。つまり、バックアップ用としてはNASはなくても差支えないということである。
 二つ目の音楽データの受渡しについては、アマゾンドライブを経由することも考えたが、自宅のインターネット環境が貧弱なためアップロードに時間がかかるために断念。単純に、余っているUSBメモリーを活用することで解決することにした。NASに代る手段を既に持っているため、この点でもNASは不可欠とは言えない。
 三つ目だが、実は家族は旅行の写真をそれぞれのパソコンから閲覧したりすることはあまりないようである。この点でもNASはなくても問題ないことが判った。

 ということで、当面の間、NASなしての運用を行ってみて、問題がなければ我家のネットワーク環境からNASを除外することになるだろうと感じている。

 NASは5年前に必要だと思って購入したのだが、自宅パソコンのバックアップ環境の充実とAmazonドライブのサービス拡張とによって、私にとっては、いつの間にか必要不可欠な機器ではなくなっていたようである。