2013年11月25日月曜日

私が選んだiPhone 5s用ケースなど

 私がiPhone 5sを購入してすぐにアマゾンで購入したケースがなかなか良くできているのでレビューしてみたい。




 製品は、Highend berry 【 iPhone 5 / 5s 】 ストラップ ホール 保護キャップ 付き ソフト TPU ケース クリアだ。






 せっかくゴールドのiPhoneを手に入れたので、最初はケース無しでむき出しのまま持ち歩こうかと思った。
 しかし、これまで使っていたiPhone 4は幾度か落としたことがあって、それでもケースに入れていたおかげで、買い換えるまで無傷で使い続けることができたことを考えると、やはりケースを付けずに持ち歩くのは無謀だと思ったのである。




 しかし、新色ゴールドのiPhone 5sをケースに入れてしまうと、燦然と輝くゴールドが見えなくなってしまい、せっかくアップル・ストアまで出かけてiPhoneを購入した甲斐がなくなってしまう。

 というわけで、ケースは透明のものを選んだ。




 素材はTPU(Thermoplastic Polyurethane・熱可塑性ポリウレタン)。ポリウレタンの一種である。iPhone 5sに完全にフィットしており、持った感覚は柔らかくしっとりとした質感で、手に持ったときに滑って落してしまうような不安は感じない。

 万一落としたとしても、ケース無しのiPhoneより多少は保護してくれるのではないかという気がする。
 実際に落としたことはないので、気がするとしか言いようがないのであるが。






 スライドさせる機構のマナーモード用スイッチ以外の全てのボタンとジャックがこのケースによってカバーされており、ほこりが進入しないように工夫されている。ライトニングケーブルとヘッドホンジャックはフタがされていて、使うときにフタを開けて利用するようになっている。





 このフタについては使うときにやや面倒な気もするが、そう頻繁に抜き差しするものではないので、利便性よりもフタがされているという安心感を優先したのだろう。
 これはこれでよいと思う。

 ただ問題なのはヘッドホンジャック周りがタイトなので、ケースと干渉してヘッドホン・イヤホンが接続できなくなることがあることだ。

 私も外出用に使っているSHURE SE215でこの問題に直面した。ケースは気に入ったので、他のヘッドホンに変えることも考えたが、家電量販店で見つけた適当な延長ケーブルを間にはさむことでこの問題は解決した。

 ただ、この延長ケーブルは長さが30cmあるので、ケーブル全体がやや長くなりすぎて不便になった。
 

 

 
 本当は、こんな製品(長さ10cm)が欲しかったのだが、音は変らないのだろうからケーブルが長いのは気にしないことにして、当面今のままで使用することにした。



 合わせて買ったのが、HAKUBA フィンガーストラップ フィンガーリングストラップ ブラック コンパクト用 ブラック KST-52BK





 私はこのストラップをiPhoneケースのストラップホールに取り付けて使用している。本来はカメラ用の製品のようだが、iPhoneに付けるのに最適である。

 私の場合、iPhoneを手に取るときはいつもこの輪の部分を薬指に通して使用している。万一手が滑っても、iPhoneを地上に落としてしまう心配をしなくて良くなったので、iPhoneを気軽に使用できるようになった。



 この安心感を一度手に入れてしまうと、ストラップホイールの無いケースに戻れなくなるほどの心地好さだ。

 iPhone 5sを横向きにもってゲームをする場合にも、このストラップを薬指に付けたままで、それほど違和感無くゲームに集中することができる。



 このストラップの良いところは、指に通す部分がゴムのような素材でできているため、胸ポケットに入れたときにiPhoneを傷つけてしまう心配をしなくても良いところだ。以前、同じような形状のストラップを使っていたこともあったのだが、素材が金属だったので、すぐに使うのをやめてしまったことがある。
 その点、このストラップは良くできている。


 動作が速くて快適になったiPhone 5sにこのケースとストラップを付けていつも持ち歩いている。

 なかなか快適である。

2013年11月4日月曜日

iPhone 5s 購入(やっと買えた)

 よく行くショッピング・モールのソフトバンクでiPhone 5s を注文したのが9月28日(土曜)。

 
 10月27日(日)そろそろ1ヶ月になるので、状況確認の電話。

 「まだ入荷していません」
 「私の番が来るまで後何人ですか?」
 「アイフォンのゴールドですと、6番目ですね」

 11月2日(土)電話確認。

 「アイフォンを予約した○○ですけれども」
 「しばらくお待ちください」
 「iPhone 5s のゴールド、64GBですね。」
 「そうです。」
 「・・・・・・・・・・(無言)」
 「まだ入荷しないのでしょうか?」
 「まだですね。」
 「あと、何人待ちですか?」
 「少々お待ちください。ゴールドですと、ざっと6人です」


 一週間たって、まったく順番が進んでいないことが判った。インターネットでiPhone 5s の入荷状況を調べると、そろそろ手元に来ても良いころだが、これでは、一体いつになったら新しいiPhoneが手元に来るか判らない。
 
 これもネットの情報によると、どうやら、Apple Store へ行けば当日在庫を買うことができるらしい。ということで、とりあえず Apple Store Ginza へ行ってみた。

 


 お店についたのが、昨日(11月3日)の11時頃。アップルストア銀座の2階に長い列ができており、お店の方に訊いて早速その最後尾に並ぶ。程なくして、予約票(というのだろうか?)をあっさり入手することができた。1ヶ月も待ったのは一体何だったのだろう。




 列は2階の吹き抜けを取り巻くようにできている。Apple Store へ来るたびに、いつも用件を済ますとそそくさと家路についてしまうのだが、手持ち無沙汰に上から眺めていると、実にたくさんの方がアップル製品を見にきている。こういう休日の過ごし方もありますな。

 行列のそばでは、iPhone ばかりではなく iPad や MacBook なども飛ぶように売れている。


 その後、小一時間待つと、ようやく順番が回ってきて手続き開始。携帯電話の契約が終るとやっとアイフォーンに御対面。設定と動作確認が終ると12時半になっていました。ちなみに、ショッピングモールのソフトバンクでした予約は、Apple Store での購入と同時にキャンセルしてもらいました。あとで電話しようと思っていたのですが、その手間も必要ありませんでした。

 自宅に帰って、iPhone 4 のバックアップから復元させてこれまでと同じ環境を構築。一度目の復元ではメールのデータがきちんと復元されていなかったので、新しいiPhone 5s を工場出荷状態に戻してからもう一度復元。その後、i.softbankメールの設定が引き継げていなかったので、「メール(@i.softbank.jp)、Wi-Fi、Fonルーターをまとめて設定する / iPhone 一括設定」を行ったら、これまで使っていた iPhone 4 のメールデータもきちんと iPhone 5s に引き継げていました。
 その他にも、いくつか設定しなおさなければならないところもあり、復元一発、何の手間も要らない、というわけにはいきませんでしたが、アプリのデータも問題なく全て入っていました。

 まあ、こんなところで満足すべきでしょう。


 iPhone 4 → iPhone 4s → iPhone 5 → iPhone 5s


 と、一気に三世代分新しくなったので、動作は物凄く軽快。快適。

 念願のテザリングもできるようになって、Nexus 7 もいつでもネットにつなげるようになりました。

 





 表裏とも保護シートを貼ったので、少々光っていますが、背面はよく言うシャンパンゴールドのような上品な色合いです。


2013年10月20日日曜日

iPhone 5sいまだ入荷せず

 9月28日に予約したiPhone 5s

 そろそろ一月になりますが、今のところ何の連絡もありません。

 毎週買物に行くショッピングモールのソフトバンクで予約したのですが、先週まで店先に在庫状況を知らせる看板が(ほとんど全て0でした)あったのですが、今週は看板すらなくなっていました。何人かお客さんもいたので、入荷状況を訊くのもやめておきましたが、隣のauにはゴールド全容量在庫ありの看板が。

 うーん。

 乗り換えるとキャッシュバックももらえるみたいだし、「いっそauで買おうかな」と思いましたけれども、我が家も近い親戚もソフトバンクで統一しているため、一人だけ乗り換えるのはいろいろと面倒が想像されたので思いとどまりました。

 ソフトバンクさん、頑張って在庫確保してきてくださいよ。

 お願いしますよ。

 来週になったら、auに乗り換えるかもしれませんよ。

2013年9月28日土曜日

iPhone 5sを予約した

 今日、ソフトバンクに「iPhone 5s」を買いに行った。予想通り在庫がなかったため、予約注文の取り扱いとなった。

 注文したのは、iPhone 5S 64GB。

 色は、新色のゴールドだ。

 黒(正式にはスペースグレイ)だったら在庫があったのだが、今使っているiPhoneも黒なので、気分を変えてゴールドにしてみた。お店の方の話によると、ゴールドについては入荷時期の見込みさえつかないとのことだったのだが、これから2年間は使用するはずの製品だから、今回は色にこだわることにした。

 容量も今使用しているiPhone 4は32GBなので、32GBでも良いかと思ったが、毎月の支払いが425円増えるだけだから、思い切って64GBにしてしまった。425円を24ヶ月支払い続けると1万円を少し超える金額になるのだが、分割払いだとついワンランク上の製品に手を伸ばしてしまう。
 上手な売り方だと思う。

 これからしばらく入荷待ちになりそうだ。

 じっくり待つことにしよう。

 ケースに入れれば、ゴールドも黒も同じなのですけれどね。

2013年9月22日日曜日

iPhone 4をiOS 7.0にアップデートしてみた

 iPhone4のOSを最新のiOS7.0にアップデートしてみた。愛用のiPhoneも使い始めてから3年目。気に入っているのだが、そろそろ新しいのが欲しくなってきた。

 新型 iPhone はまだ発売されたばかりなので、入手困難な状況となっている。iPhone 5Sが入手しやすくなったら、購入するつもりなのだが、その予行演習をかねてとして、手元にある iPhone 4 にiOS7.0 をインストールしてみた。



 
 起動してすぐに表示されるパスコード入力画面は、洗練された雰囲気となった。

 ちなみに、従来ロック解除は、スライドバー部分をスライドさせないとできなかったのだが、iOS7.0では画面のどの部分に触ってスライドさせてもロック解除できるようになった。




 ホーム画面は一見してイメージが刷新された。
 ややポップな感覚だが、安っぽさは感じられない上品なものとなっている。

 古いハードウエアに新しいソフトウエアを入れると、動作が遅くなるのではないかと危惧していたのだが、思ったよりきちんと動作する。使い込めば不満も感じるのかもしれないが、今のところ動作スピードに問題は感じない。

 これなら、新しいiPhoneを買わずに、このまましばらく使い続けても良いと思うくらいだ。
 



 Safariの操作性も大きく変更になっている。

 複数のページを開くことができるのは従来から変らないが、見たいページを検索するときの方法が横スクロールから縦スクロールに変更になり、探しているページがより直感的に見付けられるようになった

 iPhone 4で新しくなったSafariを動かしてみても、遅さは感じられない。




 バックグラウンドで動いているアプリを終了させる方法も方法に変更になった。ホームボタンを二度押しすると上記のような画面が出てくるので、終了させたいアプリの画面を情報へスワイプすればそのアプリは終了される。

 私が持っているAndroid端末(Nexus 7)に似た操作方法である。

 OSを更新しただけなのだが、スマートフォンが新しくなったかのような気分を味わうことができた。まだ、不安定な部分もあるが、今日一日使用してみた限りでは実用的に大きな問題はないようだ。

 アップルの優位性はこれまでのように絶対的なものではなくなったかも知れないが、iPhoneとiOSの魅力はこれまでより、確実に向上していることが確認できた。

 ますますiPhone 5Sが欲しくなった。

2013年9月16日月曜日

おすすめのNexus 7アプリ【Lost Island 3D】

 Nexus 7を含むアンドロイド端末では「ライブ壁紙」というものが使用できる。なにが「ライブ」かというと、壁紙が動くのである。

 iPhoneをなどのiOS端末には同様の機能は存在しない。お気に入りの写真を壁紙に設定したりすることは出来るが、それは飽くまでも画像であって、映像にはならないのである。

 その点、アンドロイド端末のほうが機能的に優れている。




 今回おすすめしたいのは、「Lost Island 3D」。写真では判らないが、この壁紙が自然の風景であるかのように動くのである。

 波、波とともにゆらゆらと行ったり来たりするビーチサンダル、風に揺れる椰子の木、流れる雲、輪を描いてゆったりと飛ぶかもめ。どれも自然な動きで、つかの間のリゾート気分に浸ることができる。








 画面を左右にフリックすることによって景色は左右に動かすことができる。船も波に揺られてゆらゆら動いている。

 端末を横向きにした状態にも対応している。




 設定しておけば、夜になると壁紙の中も自動的に夜が来るようにできる。波と雲、椰子の木、かもめに加え、焚き火の炎と火の粉もきちんと動く。

 画像も美しく、Nexus 7を起動するたびにちょっとした満足感を感じることができる。

 私が手に入れたときは144円でした。

 おすすめします。

2013年9月5日木曜日

青空文庫で吉川英治の「三国志」公開始まる

 青空文庫で吉川英治の「三国志」の公開が開始された。

 近いうちに公開が始まると思い、心待ちにしていたので「やっと始まったか」といった気分である。

 本日公開されたのはまだ序文だけであるが、これまでの経験によると、読み終らないうちに次々と続きが公開されるほどのペースであったと記憶している。

 早速、愛用の Nexus 7 にダウンロードして、いつでも読み始められる状態にしておいた。(Nexus 7 で青空文庫を読む方法はこちら。)

 若い頃に読んで傑作として強く印象に残っている吉川三国志だが、昔集めた文庫本はいつの間にか散逸してしまつた。

 これで、また三国志の世界に遊ぶことができる。

 非常に、楽しみである。

2013年6月30日日曜日

Amazon Kindle Fire HDが3,000円引きに

 私はもうGoogle Nexus 7を買ったけれども、7月2日まで限定で、アマゾンのキンドルが3,000円OFFになっている。


 


 16GBのキンドルなら、15,800が12,800円になる。もともと安すぎるくらいの価格設定なのに、それが更に安くなるのである。

 iPad miniにしようかKindle Fire HDにしようかNexus 7にしようか迷っているときに、こういうキャンペーンをやってくれていたら、キンドルを選んでいたかも知れない。
 Nexus 7で手持ちでゲームをやるときの音質に不満な私は、キンドルにまだちょっと未練があるのだ。キンドルは音が良いらしいからな。

 Nexus 7を持っているのに、ムラムラとKindle Fire HDも欲しくなってしまう。





 画面の大きなKindle Fire HD 8.9という選択肢も気になるが、そちらを買うと同じ3,000円を引いてもらっても結構な価格になるからなあ。外出時に使うのなら大きさや重さは気になるが、家で使うのならディスプレイは少しでも大きな方が良いのだ。

 3,000円引きで買うためにはクーポン・コード「クーポンコード: FIRE3000」を入力して適用ボタンを押すこと。





 念のためですが、上のレビューは私が作成したものではありません。YouTubeから借用してきたものです。

 

2013年5月12日日曜日

Warning ! Case open detected !

 表題のようなエラーメッセージが出るようになったのは昨夜のことである。一晩寝たら忘れていたのだが、パソコンを起ち上げたらきちんと昨日と同じメッセージが出た。

 画面の指示通り「F1」キーを押せば起動できるのだが、どうも気持が悪い。どうやら「パソコンの筐体(ケース)が開いていることを検知した・・・」というようなことが書かれているらしいが、最近パソコンの蓋は開けていないから誤検知であることは明白だ。

 次のとおり対処することでエラーメッセージを出さずにまた普段どおり使えるようになったので、記録しておきたい。

■エラーの状況
 起動時に真っ黒な画面にエラーメッセージが出て、「F1」キーを押さないと起動できなくなる。起動するたびに同じ症状が出る。

■エラーメッセージの内容
 Warning ! Case open detected !
 Please enter SETUP H/W Monitor screen to clear case open status.
(直訳ですが、おおむね次のような意味でしょう。)
 警告! ケースが開いていることを検知しました!
 検知状態をクリアするには、ハードウエアセットアップのモニタースクリーンに入ってください。

■対処方法
  1. エラーメッセージが出ている状態で、「F2」キー、「F1」キーの順で押す(※)。
  2. Case Open Feature : Enabled/Disabled の項目で「Enable」になっているのを「Disable」に変更。 
  3. 忘れずに「Save」して再起動すれば、ケースのオープン検知機能が無効となるため、エラーメッセージは出なくなる。 
※私の場合は1の方法でBIOS設定に入れましたが、上手くいかないときは起動途中ででるメッセージにしたがって「BIOS SETUP」に入ってください。またはマニュアル参照。

 検知状態をクリアするには「Case Open Feature」のすぐ下の「Clear Status」のところでクリアできるはずだが、私の場合は上手くいかなかったので、検知自体を無効に変えたのが上のやり方です。

 私のパソコンは実際にケースにカバー検知スイッチがあるのかないのかは知りません。一般的にはない場合のほうが多いのではないかと思いますが、通常そのようなことは気にしないものでしょう。

 今度筐体の蓋を開けたときに覚えていたら確認してみます。


 

2013年4月6日土曜日

青空文庫で「チベット旅行記」を読む

 Nexus 7 が青空文庫の作品を読むのに大変便利であるということは、以前このブログで紹介したとおりである。相変らず通勤時間を読書で快適に過ごす日々が続いている。Nexus 7 は最高の読書端末である。

 今日は、青空文庫で見付けた河口慧海の「チベット旅行記」が大変面白かったので、紹介してみたい。

 河口慧海はチベット仏教を学ぶために英領インドを経由してチベットに向う。当時のチベットは鎖国政策を採っていて、外国人が入ることなど不可能な状況だったのだが、諦めることなく、彼は所期の目的を達して無事に日本に戻ることを得るのである。

 彼はまず、インドでチベット語を勉強することから始める。そして言葉をマスターすると、関所を避けるため非常な遠回りをして雪山を越え、死の危険を冒しながら、チベットの首都ラサに入り、大学で仏教を学ぶ。たまたまチベット人の脱臼を癒したことから医者としての名声を得、ついにはダライ・ラマ法王に拝謁し、侍従医に推されるほどとなる。ちなみに当時のチベットにおいては脱臼を治す手段がなかったようだ。
 日本人であることが露見すると逮捕される恐れがあるため、時には支那人であると偽り、時には(驚くべきことに)チベット人に成りすまして、ラサで仏教の修行に励むのである。
 当時、日清戦争に勝利し旭日の勢いであった日本から来ていることが知れると、スパイ(作品の中では「国事探偵」と表現されている)の疑いを受ける可能性が高かったからだ。

 そして、日本人であることが発覚しそうになって、河口はチベットを去る。

 この作品は大きく次の四つの部分に分けられる。

  • インドにおける準備期間
  • チベットにいたるまでの冒険的移動期間
  • チベットでの生活及びチベットの習俗の紹介
  • チベットを逃れてインドにいたるまでの期間及び慧海脱出後にラサで起きた疑獄事件から恩人を救うためにネパール国王にチベット法王への上書を委託するまでの間

 当時の日本人であればチベットの習俗の紹介も興味深く読めたのだろうが、私はその部分にはあまり面白みを感じなかった。
 逆に楽しく読んだのは、チベットにいたるまでの冒険とチベットを逃れてインドにいたるまでの機転に満ちた慧海の行動、そして、「国事探偵」の慧海と交際した疑いで獄にいるラサの恩人の疑いを晴らすための最後の冒険だ。
 
 どうだろうか。河口慧海の行動力には敬服するの他はない。
 省みるに私にはその一割ほどの行動力も備わっていない。石橋を叩いて渡らない私のような性格では、何か大きなことを成し遂げることは到底出来るはずがない。とそういう思いを強くした。
 そして、諦めることなく目的のために突き進むならば、拓けない道はない、とも思った。信じて突き進むところに自ずから道が出来る。河口慧海の馬鹿正直なまでの生き方を知ることは、私に感動に似た清々しい気持になる一時を与えてくれたのである。

 この作品を読んで驚くのは、開国後間もない明治35年に、すでにインドに三井物産が拠点を構え、その支配人という人が河口を援けていることだ。侍がちょんまげを結って、刀をぶら下げて江戸の町を歩いていた江戸という時代が終了してから、たった35年目に日本人は既に世界に活動の場を拡げていたのである。これが明治という時代だったのであろう。
 同じ日本人として、先人の活躍を嬉しく思うのと同時に、この紀行文を読むことで自らの小心を省みることともなった。


 さて、私がこの本を読み始めた直接の動機は、明治時代のチベットの実相を知りたかったことにある。
 尖閣諸島を噓と恫喝とプロパガンダで日本から奪い去ろうとしている中国共産党が、チベットを侵略し諸外国の非難をよそに現在も暴力による支配を連綿として続けていることは動かしがたい事実である。中国共産党によるチベット支配に正統性がないことを確認するために、当時のチベットを知りたかったわけだ。

 しかし、この作品の素晴らしさは、そうした私の政治的な志向を忘れさせてしまった。

 途中、読み続けるのに忍耐力が必要な部分がないではないが、大変面白い作品であったので、ここに紹介した次第である。

2013年3月24日日曜日

iPhoneかAndroid端末か

 iPhone 4 を手に入れるまでは、スマート・フォンというものに興味はなかった。
 携帯電話などというものは、電話ができて、ちょっとしたメールができればそれでよい。通勤時間の暇つぶしにちょっとしたゲームができれば言うことはない。

 できたら、月々の負担もう少し安いほうが良い、というくらいに考えていた。




 iPhone 4 を手に入れてから、この考えはまったく変ってしまった。
 iPhone ひとつで、音楽も聴けるし、インターネットも閲覧できるし、廉価なゲームが結構楽しめるし、動画も見られる。携帯電話は自宅にいる間は置いたままにしていたが、iPhone 4 は、肌身離さずいつも身近に置いておくようになった。こんなに素晴らしいものは他にはない。まったく素晴らしい機器だと思った。一気にアップルという会社に親しみが湧いた。
 二度ほど故障したが、銀座のアップルストアへ持って行けば、その場で直してくれるというサービスで、むしろそれまでよりもアップルが好きになった。

 Android端末よりもiPhoneやiPadのほうがはるかに優れていると思っていた。

 昨年末にNexus 7を手に入れるまでは。




 今、Nexus 7を手に入れてこの考えを改めなければならないのではないか、という気がしている。iPhone 4 という二年前の端末と比較することはフェアではないかもしれないが、ともかくNexus 7 はiPhone 4 よりも使っていて楽しいのである。

 まず、画面が大きい。読書をするにしても、ゲームをするにしても、インターネットをみるにしてもこの7インチという大きさは絶好である。大きすぎて荷物になることもないし、重すぎて持ち歩きが億劫になるほどでもない。iPhone に比べてアプリが少ないといわれているが、とりあえず私にとって必要なものは一通りそろっているし、動作も不満のない程度にはサクサク動く。


 そして、なによりも価格である。

 iPhoneを所有して維持するために、私は毎月5~6千円程度を支払ってきた。二年間の割賦+割引の方法で購入したから、最低でも二年間は支払わなければならない。
 それに対して、Nexus 7 (32GB)は購入時に24,800円を支払いさえすれば、その後費用はかからない。容量が16GBでよければ19,800円で購入可能だ。

 外出時にインターネットを見たければ、別にWi-Fiの契約が必要となるが、大きなショッピングモールなどに行けば、無料のインターネット接続サービスもあるから、費用を節約しようと思えば、可能である。私は、別にiPhone 4 を持っていることもあるからかもしれないが、Nexus 7 でいつでもインターネットに接続することを実現するために、更に費用を払おうとは思っていない。

 外出時にはダウンロードしておいた本を読んで、飽きたらゲームをして、ショッピングモールで家内の買物を待っている間に少しだけ無料でインターネットに接続する。
 自宅では無線LANで接続できる環境を構築しているから、Nexus 7でインターネットを見ることもできる。この場合の追加費用はゼロである。
 こういう使い方で、不自由や不満を感じたことはない。こういう方法もある。無闇に金をかけて、快適さを追求する必要はないのである。

 iPhone 4 は2400円×24回払い=57,600円で購入した。
 iPad mini は16GBで28,800円。

 並べてみると、iPad mini のコストダウンは劇的でさえあるが、まだ、

 Nexus 7 (16GB) で19,800円、
 Nexus 7 (32GB) で24,800円には届かない。


 これは、アップルとグーグルとのビジネスモデルの違いによるものだろう。

 アップルは端末を売ることが商売である。その端末用に音楽やアプリを売ることで二次的に儲けることもできるが、やはり端末に一定の利益を求める必要があるのではないかと思う。

 一方、グーグルは広告が収入の主体である。グーグルの広告を表示できる端末が増えれば、それだけ広告収入を伸ばすことができる。だから。Nexus 7 は利益を出さなくても、販売することができるのである。
 それだからこそ、この価格で販売することが可能なのだろう。

 価格と性能とのバランスから言えば、いまやAndroid端末に一日の長があると言ってもよいのではないだろうか。

 Google 恐るべし。
 負けるな、Apple。


2013年3月20日水曜日

Send-to-Kindleの使い勝手

 Nexus 7を購入して以来、この端末を毎日通勤や外出に持ち歩いて、外では主に読書端末として、自宅では読書のほか、ゲーム、インターネット、YouTube閲覧などに活用している。

 青空文庫は私にとっては本当に宝の山である。
 すばらしい作品があまりにもたくさんあって、どの作品から読んだらよいのか迷ってしまうほどだ。そしてこのNexus 7 と青空文庫用のアプリの組合せは実にすばらしい。Nexus 7の購入以来、読書量が確実に増加した。通勤電車の中でこれまで暇つぶしにネットを見たり、ゲームをしたりしていた時間が、完全に読書時間に置き換わったのである。
 しかし、時には青空文庫に公開されていない作品で、インターネット上に横書きのテキストが公開されていたりする場合もある。

 プラトンの「ソクラテスの弁明」がその一つだ。これを何とか無料で携帯端末に送ろうと思い、アマゾンのKindleに用意されている、「Send-to-Kindle」機能を試してみた。

 最初は、Microsoft Wordにコピーペーストして、指定されたアドレスにそのデータを送信してみる。数分もたたないうちにNexus 7 とiPhone 4の「Kindleアプリ」で閲覧可能となる。
 ところが、どちらも横書きの状態。一応ワードの設定で縦書きにしておいたのだが、そういうことは反映されないらしい。読書用アプリのKindleから縦書き表示に変更することができそうなものなので、いろいろ設定を探してみたが、どうやらそういう機能はこのアプリには付いていないらしい。

 これでは読む気にならないので次は、縦書きにした状態でPDFデータに変換して送信してみた。この場合容量がかなり大きくなったせいもあるのだろう、Kindleから読める状態になるまでしばらく時間がかかった。

 今度は、きちんと縦書きの状態で読むことができるようになった。しかし、迂闊にも「A4横」の設定のままPDF変換してしまったため、端末を縦長の状態で読もうとすると上下に無駄なスペースができてしまい、文字が非常に小さく表示されてしまうのである。もちろん、端末を横向きにすれば、画面いっぱいに表示されて快適に読めるのだが、外出時には端末は縦に持つことが多いので、これでは使い物にならない。

 そこで、次に「A4縦」の状態で再度PDF変換してメール送信すればよいのだが、……

 ここまでやって面倒になり、ついにAmazonからKindle本の「ソクラテスの弁明」を購入してしまった。150円也。

 手間をかけて無料で済ますか、手間を惜しんで金を払うかという選択なのだが、このKindle版の方には当時の訴訟手続きなどに関する「イントロダクション」が含まれていることもあるので、こちらを選ぶ意味もあったのである。

 これで、やり方も解ったので、いずれこの機能を使用してみることもあるだろう。


テキストデータをKindleに送る方法

  1. インターネット上に公開されている著作権保護期間の過ぎた作品を探す
  2. ワードにコピーペースト
  3. A4縦にページ設定を変更する
  4. PDFデータとして保存
  5. Send-to-Kindleアドレスにそのデータをメール送信



今回は、電子書籍も廉価だったので、面倒くささに負けてしまったが、これが普通の書籍くらいの金額だったら、面倒でも無料でできる方法を選んだかもしれない。

 その意味で、この電子書籍は上手い価格設定をしているわけだ。



2013年2月13日水曜日

青空文庫で宮本武蔵の公開始まる

 青空文庫で吉川英治の人気作、「宮本武蔵」の公開が始まっている。先日紹介した「宮本武蔵01 序、はしがき」は本当に端書だけであったので、今日公開が始まった「宮本武蔵02 地の巻」が本編のスタートである。

 私本太平記は先日読了してしまったから、物足りない気持でこの数日過ごしていたのである。

 またNexus 7 で吉川英治の作品を無料で読むことができる。仕事は超多忙だが、こうして気軽に気分転換できるのはなかなか気分がいい。

2013年2月11日月曜日

Nexus 7 にAndroid用ウイルスバスターを安く導入する方法

 Nexus 7 に当初インストールした「Avast !」というアンチウイルスソフトがエラーを頻発して不気味だったので、アンチウイルスソフトをウイルスバスターに乗り換えた。

 以後、動作は快適。サクサク動き、重い感じはしない。

 ただ、せっかく廉価に入手したタブレットに有料のアンチウイルスソフトを導入することには結構心理的抵抗があった。

 Nexus 7 32GB 24,800円にアンチウイルスの購入代金を足したら、iPad mini 16GB が買えてしまったではないか、という思いが心をかすめたのである。容量が16GBでは足りないから32GBにしたはずだし、金額ではなくて大きさが主な購入動機だったはずだが、まだiPad mini に未練があったようだ。

 Nexus 7 でできることには本当に満足しているのだが、iPhone 4 ユーザーとして、Apple のブランド戦略に完全に毒されているようですな。


 さて、本題に戻ろう。

 ウイルスバスターを少しでも安く導入する方法。

  1. まず、ウイルスバスターモバイルの30日間無料体験版をインストールする
  2. 次にウイルスバスターモバイルの2年版をアマゾンで購入
  3. 届いたアクティベーションキーを使ってアクティベートする

 ダウンロード購入すると5,480円。アマゾンから購入すると、4,254円だった。1,226円お得。
 2年間プラス無料期間の安心がこの金額で購入できた。今日アクティベートしたら2015年3月31日まで有効になった。

 4,254円÷26ヶ月≒163.6円/月

 なので、月額160円余りの出費となる。まあ、良い買物ができたものと思うことにしよう。


 Nexus 7 でウイルスバスターモバイルを導入するのならこの方法がおすすめですね。



2013年2月10日日曜日

Nexus 7 で青空文庫を読む


 Nexus 7 を購入してから、愛用の iPhone 4 はほとんど音楽プレイヤー専用機になってしまった。iPhone のディスプレイをのぞきこむのは電車の中でインターネットを見る時くらいである。それどころか、自宅でデスクトップ・パソコンの前に座っている時間も、以前よりも少なくなった。

 つまり、7インチ・ディスプレイのこのタブレットは、これまでスマート・フォンでやっていたことも、デスクトップPCでやっていたことも、そのかなりの部分を手軽な操作で軽々とこなしてしまう優れものなのである。勿論、音楽CDのリッピングとか、動画の変換とかパソコンでなければできないことも、まだまだたくさん残っているのだが。


「私本太平記」を表示したところ

 さて、昨年末に手に入れたNexus 7 で青空文庫に公開された吉川英治の「私本太平記」を読んでその利便性に感激したので、Nexus 7 で無料の作品を読む方法を紹介したい。

 私が利用しているのは、

 ・青空プロバイダ
 ・縦書きビューワ

 の二つのアプリだ。
 
 インストールするときのコツは、最初に縦書きビューワをインストールすること。

 縦書きビューワをインストールしたらこのアプリを起動して、設定から「IPA明朝のダウンロード」を選択して明朝体フォントをインストールしよう。そして、同じく縦書きビューワの設定から「青空プロバイダのインストール」を選択し、ここから青空プロバイダをインストールする。

 これで、青空文庫から作品を探してダウンロードし、Nexus 7 で快適に読むことができるようになる。




 写真のような表示にしたいときは、設定画面の配色の項目で「古紙画像に黒文字」を選択するとよい。
 白地に黒文字だとどうも味気ないし、目が疲れるような気がするのだ。


「宮本武蔵」の公開が始まった
青空プロバイダの素晴らしいところは、青空文庫で公開された作品が即日ダウンロード可能になる点だ。iPhone 4 と「豊平文庫」とを使用して青空文庫を無料で読むこともできるのだが、こちらは作品の公開がアプリに反映されるまで数日かかるようだ。

 両方手に入れてみるまでは気付かなかったのだが、早く読みたいと思っている身としては、この数日間を待つのがどうももどかしいのである。

 表示の美しさやページめくりの自然さなどは「豊平文庫」のほうが優れているように思うのだが、Nexus 7 のディスプレイの大きさと、公開された作品がすぐに読めるという点とが気に入って、外出時の読書端末はこの7インチ・タブレットに完全に置き換わってしまったかたちである。

 文庫本で買えば1冊700円×8冊=5千円余りの費用がかかるところ、無料で読むことができた。今日から宮本武蔵の公開が始まったし、この分だと「三国志」が無料で読めるようになるのも時間の問題か。

 読書だけで元が取れちゃうかな。Nexus 7の。



2013年1月27日日曜日

Nexus 7 用格安ケースが安いのになかなか良くできている件


 昨年末に購入したNexus 7用にケースを購入した。

 Kindle Fire HDやiPad mini と最後まで悩んだ挙句、片手で持ちやすい大きさが気に入ってNexus 7を選択したのである。

 液晶保護シートは貼り付けていたが、剝き出しのままで鞄に放り込んでおくことが少々不安に感じられたので、アマゾンで送料込400円のケースを購入した。インターネットで検索してみたところ、装着すると一見システム手帳のように見える上品なケースもいろいろ販売されていたのだが、ケースを装着した結果、せっかくちょうど良い大きさのNexus 7が、持ちづらくなってしまうのではないかと思い、袋のような形状のケースを選択したのである。

 このケース。たった400円なのに、香港から郵送されてきた。しかもこの400円には送料も含まれている。

 材質は「PUフェイクレザー」。合成皮革だが肌触りは悪くないし、程よいクッション性もあり、重さもタブレットだけを鞄に入れていたときと比べて負担が増えたようには感じない。色も嫌味のない自然な色合いで、ドロイド君のワンポイントが洒落ていて、一目見て気に入った。

 これで、無造作に鞄に入れておいても、傷が付いてしまうことを心配しなくてよくなったのである。

 このケースはNexus 7専用ではないから、Nexus 7を収納した状態でもまだ余裕があるから、他の7インチタブレットも問題なく収納できるのではないかと思う。
 
 値段の割りに素晴らしい出来栄えの製品である。



2013年1月14日月曜日

Nexus 7 購入

 12月上旬に「今の私にとって、タブレットを入手する必要はない」で終る記事を書いたばかりであったのだが、結局のところ誘惑に負けて年末にNexus 7を購入してしまった。購入したのは32GBモデル。国内でも3G回線対応版が出るという噂もあったようだが、ランニングコストをかけるつもりはなかったので、Wi-Fiモデルを購入した。


左がNexus 7。たまたま機内モードになっている(就寝中は機内モードにしています)。
右は大きさの比較のために置いたiPhone 4。

 最後まで、Kindle Fire HDとどちらにするか迷ったのだが、汎用性に期待して最終的にはNexus 7に決めた。片手でつかめる大きさと、重量も決定の決め手となった。縦長に持ったときに寝転がった状態で小説を読むには、ベゼル(枠の部分ですね)が狭すぎて持ちにくいこともあり、正直言うと、今でも、Kindleで良かったのではないか、と少しだけ思っているが、Nexus 7には非常に満足している。(あ、電車の中で縦画面で小説を読むにはこのサイズはぴったりですよ。片手で吊革に摑まって、片手で小説を読むにはまったく問題ありません。中年男性で運動が苦手の筆者でも、重さは読書の負担にはなりません。)

 今まで、寝てもさめてもiPhone 4だったのだが、急にNexus 7に宗旨替えというわけで、家内からは「浮気者」と揶揄されているが、この機械はそれだけ良くできているのである。

 購入してから約2週間。今のところ何故かNASには接続できないのだが、自宅の無線LANにも簡単に接続できた。外出時は公衆無線LANを使えばインターネットにも接続可能。近々、iPhone 4をiPhone 5に買い換える予定なので、そうしたらテザリングの機能を利用して、いつでもインターネットに接続できるようにするつもりである。

 先日の記事にも書いたとおり、お気に入りのiPhoneとの使い分けをどうするのかという問題は残る。正直、これがあればiPhoneは不要であるような気もしているが、こちらはランニングコストがかからないので、あまり深く考えず両方持ち歩くというのも悪くないと、今は考えている。落としたり盗まれたりしたときのセキュリティを考えて、iPhoneは仕事兼用。Nexus 7は遊び専用という分け方もあるかも知れない。

 正月休みもあったので、じっくりいじることができたのだが、今まで入れたアプリは(ゲームを除けば)上の写真に写っているとおりである。

■今までにインストールしたアプリ(ゲーム除く)
 ・アバスト!(無料)
 ・アマゾンKindle(無料)
 ・Yahoo! Box(無料)
 ・ESファイルエクスプローラ(無料)
 ・青空プロバイダ(無料)
 ・縦書きビューワ(無料)
 ・MX動画プレーヤ(無料)
 
 最も使用頻度が高いのは、「青空プロバイダ」と「縦書きビューワ」だ。青空文庫で公開されている無料の作品に簡単にアクセスできる。今は、吉川英治の「私本太平記」に夢中になっている。全8巻。文庫本は一冊700円ほどで売られているようなので、全館そろえれば5~6千円ほどかかるものが、無料で読むことができる。しかも電子データなので、文庫本を持ち歩く手間も不要。
 アイフォーンの豊平文庫では何故か「私本太平記」にアクセスできなかったのだが、今日確認したら第3巻まで検索結果に表示されていた。1月14日現在、青空プロバイダでは既に第6巻までアクセス可能だから、豊平文庫は青空文庫で作品が公開されてから、検索できるようになるまでに少しタイムラグがあるらしい。
 この点、青空プロバイダはタイムラグなしに、作品がダウンロードできるので、少しだけ優れていると言えるだろう。
 ちなみにこの作品はアマゾンの電子書籍版は相変わらず有料のままで、青空文庫からの転載は今のところされていない。KindleはiPhoneと連携できるなど、使い勝手も良いので、少々残念である。