2015年10月4日日曜日

Amazonプライム・ビデオという悦楽

 9月24日にAmazonプライム・ビデオがスタートしてから一週間余りが経った。

 余暇の過し方に、一つの新しい選択肢が加わった。

 この短い間にAmazonプライム・ビデオで見た映画・TV番組は数え切れないほどだ。

 まだ試していないが、動画をスマートフォンやタブレットにダウンロードすることもできるようだ(iPhone 5sとNexus 7(2012)でダウンロードボタンが表示されることを確認済み)。それなら外出先でもストレスなく映像を鑑賞することができるはずだ。私がこれからしようと考えているように、スマートフォンの契約を格安SIMに移行して、通信容量を節約しなければならない方でも、このサービスを満喫することができるわけだ。

 まったく素晴らしいサービスである。


 週末に外出してCDショップに行く。CDを売っているだけでは商売にならないのであろう。映像作品も多数販売されているのを見て、これでは勝負にならないなと思ってしまう。

 DVDやブルーレイ・ディスクはこの数年の間にずいぶんと安くはなったけれども、競争相手は無料である。確かに、新しい作品や人気作品の一部は無料で見ることはできないかもしれないが、しかし、それらの作品をわざわざ店舗に出向き、財布から金を出して一つずつ買わなければならないということを考えると、競合としてはAmazonのこのサービスは非常に強力と言わなければならない。(従来からのサービスに価値を感じてすでに会員になっている私にとっては、このサービスは実質的に無料なのである。また、これが年間定額のサービスである以上、既に定額を支払った人にとっては、一つ一つの作品は無料でみられるのと同じことである。)

 日本人としては、複雑な気持である。が、中国製や韓国製のスマートフォンを購入することに心理的抵抗感がある私でも、身銭を切って日本の企業を買い支えるために無用の買物をするまでの愛国心を、残念ながら持ち合わせていないのである。