2015年12月31日木曜日

Zenfone 2のメモリ4GB製品には2GB製品の1万円増しの価値があるか?

 ソフトバンクの無料解約期間が明日、1月1日に始まるので、Zenfone 2を購入してMVNOに乗り換える予定である。

 年が明けたらすぐにでも申し込もうと考えているのだが、複数ある製品ラインナップのうちからどれを選ぶべきか、ギリギリまで迷っている。4GBのメモリを積んでいる製品が欲しいのだが、その一つ下のメモリ2GBの製品との価格差は1万円。安い方でもよいのではないか。高スペックの物を買っても、私にとってはオーバースペックになってしまうのではないか、と悩んでいるのである。

 インターネットの記事を見ると、2GBもメモリを積んでいれば十分という意見が多い。コスト削減のためにMVNOに転出するのに、ここで1万円余分に支出する意味はないのではないか。しかし、iPhoneの半額でiPhone並みの性能というのにも心引かれるものがあるし、夫婦そろってソフトバンクとさよならするだけで、年間10万円以上の節約になることを考えると、ここで1万円くらい追加しても良いような気もしてくる。要は、今回購入するスマートフォンをどれだけ長く使い続けることができるか、ということが問題になるわけだが、スペックの高い製品を選んでおいたほうが、長く使い続けられる可能性が高まるとも考えられるのだ。

 もっとも、進化の早い製品なのだから、安い製品を短期間で買い替えた方が賢明であるかも知れない。というわけで、いつも考えは堂々巡りになってしまうのであった。


 さて、この二製品の違いを整理してみよう。

 CPU  Z3580 (2.3GHz) /  Z3560 (1.8GHz)
 メモリ  4GB / 2GB
 その他 急速充電器付属 / (通常の)充電器付属
 価格  45,800円(税別) / 35,800円(税別)
 
 比較すると、メモリ4GB版の方は、メモリが多いだけではなく、CPUも28%高速で、高速充電器(税別3,000円)も製品に付属している。さらに今、楽天モバイルから申し込むと4,266円(税込だろう)のZenPowerも特典としてついてくるらしいことを考えると、プラス1万円の出費も割が悪くはないのではないか。

 ということで、45,800円の方に気持ちは傾いているのである。


 まだ、多少迷う気持ちはあるのだが・・・。

2015年12月11日金曜日

ALACの曲をAndroid端末に同期する方法

 これまで、iPhone 4 → iPhone 5s と二代、5年間にわたりアイフォーンを使い続けてきたのだが、ソフトバンクの2年縛りが来年1月に解けるのを機に、バカ高い通信料に嫌気がさしてMVNOに乗り換えるのと同時にAndroid端末に乗り換える予定だ。

 そこで、一番の問題となるのが、音楽の同期である。私の音楽ライブラリーは、主にCDからリッピングした音源をALAC(Apple Lossless Audio Codec)で管理しているのだが、スマートフォンにそのまま同期すると記憶容量を圧迫してしまうからだ。

 これまで使ってきた iTunes ではアイフォーンに同期するときに自動的にMP3に変換してくれる機能があったから、自宅で聴く時はALACで高音質で聴き、外出先で聴く時はMP3音源で記憶容量を節約して聴く、というような使い分けが可能だったのである。

 そこで、母艦に保存してあるALAC音源を自動でMP3に変換しながら、Android端末に同期してくれるソフトがないか調べてみたところ、

 ありました。

 MusicBeeというソフトがそれです。(窓の杜Vectorからダウンロード可能。)

 まだ新しいスマートフォンを手に入れていないので、実際に満足できるような動作をしてくれるのかどうかは未知数だが、とりあえず方法が見つかったということだけで今は満足しておくことにしよう。

 

2015年12月6日日曜日

キャリアをソフトバンクからMVNOに変更することにした

 半年ほど前から、スマートフォンの金銭的負担を軽くしたいと考え始め、大手キャリアの通信料の余りの高さから、MVNO(Mobile Virtual Network Operator 、仮想移動体通信事業者)の回線に移行することを決めた。

 当初はこれまで長い間使ってきたアイフォーンへの愛着が強かったため、iPhone 6s のSIM フリー端末をアップルから購入しようと考えていたが、どうせコストダウンを図るのなら思い切ってアンドロイドにしようと考えを変えたのである。

 家内も私の考えを理解してくれて、二人同時に MVNO 回線に乗り換えることにした。

 購入予定の端末は、
 私:ASUS Zenfone 2 (RAM 2GB/ストレージ 32GB)
 妻:Sharp SH-RM02
 
 である。
 私が iPhone 5s を買うときに入荷待ちをしていた関係で、ソフトバンクの2年縛りが解ける時期が1か月ずれているために女房は既に新しいスマートフォンを手にしている。私が違約金を払わないでソフトバンクを解約することができるのは1月である。端末を分割払いで購入できることが決め手になり、MVNOは楽天モバイルを選択した。

 このままソフトバンクを使い続けた場合との差額を再計算しておこう。


1.現状のまま

 ■17,000円×24か月=408,000円

 高額な負担を何とかしようと政府がいろいろ検討しているようではあるが、我々は今切り替えなければならないので、それでは間に合わない。結局、ソフトバンクにとどまり続ければ、これまでの同じような金額を支払い続けなけれなならないはずだ。


2.楽天モバイルに移行

 ■ASUS Zenfone 2 (RAM 2GB/ストレージ 32GB):24か月の費用:84,984円
 【内訳】
 (初期費用、キャッシュバック)
  事務手数料          3,000円
  価格.comキャッシュバック -10,200円(入金は1年後)
  小計             -7,200円
 (月額費用)
端末代分割払い:       1,611円(税込)
  月額使用料3.1GB通話SIM:1,730円(税込)
  電話代、メール代:        500円(くらいかな)
  合計:              3,841円(税込)×24か月=92,184円

 ■Sharp SH-RM02:24か月の費用:89,304円
 【内訳】
 (初期費用、キャッシュバック)
  事務手数料          3,000円
  価格.comキャッシュバック -10,200円(入金は1年後)
  小計             -7,200円
 (月額費用)
  端末代分割払い:       1,791円(税込)
  月額使用料3.1GB通話SIM:1,730円(税込)
  電話代、メール代:        500円(くらいかな)
  合計:              4,021円(税込)×24か月=96,504円


 2台合計:174,288円


3.比較

   ⇒1と2との差額(24か月):233,712円


 うーむ。すごいなあ。2台乗り換えると年間10万円以上安くなるぞ。
 これなら、亭主のZenfone 2 はRAM 4GBに変更してもいいんじゃないかな。女房殿。



バックナンバー
スマホ(Smart Phone)の金銭的負担を軽くしたい
スマホ(Smart Phone)の金銭的負担を軽くしたい(2)

2015年10月4日日曜日

Amazonプライム・ビデオという悦楽

 9月24日にAmazonプライム・ビデオがスタートしてから一週間余りが経った。

 余暇の過し方に、一つの新しい選択肢が加わった。

 この短い間にAmazonプライム・ビデオで見た映画・TV番組は数え切れないほどだ。

 まだ試していないが、動画をスマートフォンやタブレットにダウンロードすることもできるようだ(iPhone 5sとNexus 7(2012)でダウンロードボタンが表示されることを確認済み)。それなら外出先でもストレスなく映像を鑑賞することができるはずだ。私がこれからしようと考えているように、スマートフォンの契約を格安SIMに移行して、通信容量を節約しなければならない方でも、このサービスを満喫することができるわけだ。

 まったく素晴らしいサービスである。


 週末に外出してCDショップに行く。CDを売っているだけでは商売にならないのであろう。映像作品も多数販売されているのを見て、これでは勝負にならないなと思ってしまう。

 DVDやブルーレイ・ディスクはこの数年の間にずいぶんと安くはなったけれども、競争相手は無料である。確かに、新しい作品や人気作品の一部は無料で見ることはできないかもしれないが、しかし、それらの作品をわざわざ店舗に出向き、財布から金を出して一つずつ買わなければならないということを考えると、競合としてはAmazonのこのサービスは非常に強力と言わなければならない。(従来からのサービスに価値を感じてすでに会員になっている私にとっては、このサービスは実質的に無料なのである。また、これが年間定額のサービスである以上、既に定額を支払った人にとっては、一つ一つの作品は無料でみられるのと同じことである。)

 日本人としては、複雑な気持である。が、中国製や韓国製のスマートフォンを購入することに心理的抵抗感がある私でも、身銭を切って日本の企業を買い支えるために無用の買物をするまでの愛国心を、残念ながら持ち合わせていないのである。



2015年9月25日金曜日

android端末(Nexus 7)でAmazon Videoを見る

 試してみました。使用した端末はNexus 7 (2012)です。

 Google Playから、Amazon Videoをインストールします。既に、アマゾンのアプリをインストールしている場合は、ログインのプロセスも省略されます。(アカウントが共有されるのだろう。)

 起動すると、昨日途中まで見たビデオが「続きを見る」の欄に表示されているから、タップするだけで続きを鑑賞することができました。この辺の使い勝手は、Kindleで本を読むのに似ています。

 まだ試していませんが、iPhoneでも多分同じことができるのでしょうね。

Amazon Fire TV

 Amazonプライムビデオのサービス開始と同時に、Amazon Fire TVの予約が開始された。これがあれば、自宅のテレビでプライムビデオを楽しむことができるようになる(らしい)。

 プライム会員限定で3,000円引きになり、Fire TV Stick なら4,980円のものが1,980円で購入できてしまう。10月28日発売予定。

 私は予約注文してしまいました。

 自宅に届いたらレビューしますね。

2015年9月24日木曜日

Amazon プライムビデオ提供開始

 Amazonプライムビデオが本日正式にスタートした。ADSL 8Mの環境でもAmazonインスタント・ビデオが問題なく視聴できることは確認済みだ。

 いまさら説明は必要ないと思うが、Amazonプライムビデオとはプライム会員なら対応作品が追加費用無しで見放題になるというサービスだ。Amazonでよく買い物をする私は、以前からプライム会員になっているから、実質的にただでこのサービスが受けられるということになる。

 これからの、休日の過し方が変ってしまうかも知れない。

 こんなサービスができてしまっては、創造的なことをする時間をすべてビデオ鑑賞に奪われてしまうことになりかねない。

 気を付けなくては。

2015年9月21日月曜日

スマホ(Smart Phone)の金銭的負担を軽くしたい(2)

 iPhone 4 を買ってからスマートフォンの素晴らしさに目覚め、現在はiPhone 5sを愛用している。キャリアはソフトバンクである。

 家内と二人でソフトバンクのスマートフォンを利用していて、月額使用料は平均して合計1万7千円を超える。間もなく割賦の支払期間が終わるのだが、残念なことに割賦終了と同時に月々割という割引サービスも終了してしまうため、スマートフォンの代金を支払い終わっても、月額使用料が劇的に安くなるということはない。

 そのことに気付いていた私は、昨年からMVNOへの乗換えについて考え始めていたのだが、いよいよソフトバンクの契約期間の終了が近づいてきたので、本格的に検討を再開したのである。

 結論としては、iPhoneの新型を買うことは断念。

 計算上は「iPhone 6s Plus + MVNO」でもソフトバンクにとどまるよりは金銭的負担は軽くなるのだが、「安くするためにやってるのに、新型iPhone買ってどうするの?」という女房の言葉に妙に納得してしまい、SIMフリー端末を検討し始めた。
 iPhoneは素晴らしいのだが、価格も別格なのである。

 現在の結論は、エイスース(ASUS)のSIMフリー・スマホとBIC SIMの組合せ。IIJmio直接ではなく、BIC SIMにするのはカウンターで申し込める安心感のためだ。

 支払金額シミュレーションは次の通り。
 スマートフォン2台を2年間維持した場合の費用で比較している。

 比較は一応2年間で行っているが、端末を2年以上使い続ければ、キャリア契約との差(お得になる額)はさらに拡がることになる。


1.現状のまま

 ■17,000円×24か月=408,000円

 割賦と月々割のカラクリが変らない限り、スマホを買い替えても買い替えなくても同じような金額を支払い続けなけれなならないはずだ。


2.SIM フリースマホ+BIC SIM

 ■端末代(ASUS ZenFone 2 2GB/32GB)2台
          38,664×2=77,328円

 ■初期費用
    音声通話パック        3,000円
    音声通話用SIM追加2,700円
                 5,700円
 ■月額費用
    ファミリーシェアプラン(音声通話付き)3,260円
    音声通話機能付帯                       700円
    通話料(平均)                           1,000円
                          4,960円×24か月=119,040円

 ⇒合計:202,068円


3.比較

 1と2との差額=205,932円



 上の計算に多少の間違いがあったとしても、SIM フリースマホ+BIC SIMが圧倒的に安いということに疑問の余地はない。

 購入する端末はまだ決めていないが、エイスースのZenFoneシリーズが良さそうだと思っている。

 実際に乗り換えたら、その結果についてまた記事にするつもりである。



2015年9月12日土曜日

Kindle活用法7(時にはWi-Fiをオンに)

 電池を長持ちさせるためには機内モードをオンにしておくとよいのだが、システムアップデートが配信されることがあるため、定期的に通信機能をオンにすることをおすすめする。

 日常的に機内モードがオンになっていれば、通信しないのだからウイルスに感染したり、外から端末の中を見られたりするようなセキュリティ上の問題は生じないはずだが、不具合が修正されたり、便利な機能が追加されたりするから、時にはインターネットに接続して、アップデートを適用するようにした方が良いだろう。

 具体的には、休日、Kindleを電源に接続して充電している最中などに時々通信機能をオフにするのである。

 システムアップデートだけではなく、スリープ画面に表示される広告も差し替わるので、次に使うときに気分も一新されて楽しいものだ。

2015年9月6日日曜日

Kindle活用法6(電池を長持ちさせる方法)

 キンドルは非常に電池が長持ちする。ライフスタイルにもよるだろうが、サラリーマンの私ではかなり一生懸命利用しても一週間で電池を使い切ることはできない程度には長持ちする。

 夜、寝しなに読書をしていて眠くなったら、充電を気にしないでキンドルをポンと置いて寝てしまうことができる。これがなかなか快適なのだ。

 しかし、日々スマートフォンやタブレットを利用していると、少しでも電池を長持ちさせたいと考えるのはいわば習性のようになってしまっている。皆さんも、充電までの間隔は少しでも長くしたいはずだ。

 そこで、今日はもともと長寿命のキンドルの電池をさらに長持ちさせる方法をお知らせしよう。


 と、仰々しく始まったが、話は簡単。

 必要なとき以外は通信機能をオフにしておくのである。

 キンドルが電力を消費するのは、画面の切替えと通信の二つだ。画面を切替えないで読書するわけにはいかないから、節約できるのは通信機能だけだ。

 設定は簡単。

 本をダウンロードするとき以外は、機内モードをオンにしておくだけだ。

 設定方法はこちら

2015年9月5日土曜日

Kindle活用法5(機内モードの設定方法)


 飛行機に乗る時や、シルバーシートの近くにいるときは、機内モードをオンにしておく必要がある。いざという時に困らないように、事前に設定方法を知っておくと安心だ。

 設定方法は次の通りである。


 1.まず、キンドルの画面上部をタップして読書ツールバーを出す

 


2.次に読書ツールバー右端の三本線部分をタップ。漢数字の「三」のような部分だ




3.出てきたメニュー画面から「設定」をタップ


4.機内もーとがオフになっていれば、この「オフ」部分をタップ



 これで、機内モードが設定された。

 機内モード欄のボタンが「オン」になり、画面上部に飛行機マークが表示されたらKindleは機内モードになっている。

 設定完了である。

 あとは、メニュー上部の戻る「<」ボタンかホームボタン「家のマーク」から通常の状態に復帰できる。

 ちなみに、機内モードを解除して通信できる状態にするには同様の操作から、機内モードをオンにすればよいのである。


2015年9月2日水曜日

Case Logic DLBP-116購入

 ケースロジックのバックパックを購入した。

 これまで休日はポケットがたくさんついている肩掛けのバッグを利用していたのだが、最近、体力が衰えたせいか、タブレットだのスマートフォンだの荷物が増えたせいか、持ち歩くのが辛くなり、昔使っていたリュックサックを引っ張り出してきて使っていた。

 肩はとても楽になり、同じ重さの荷物を持っているのに全く重さを感じなくなった。休日の外出が大変快適になった。

 しかし、古いリュックサックだから汚れやほころびが気になって、ケースロジックのバックパックを購入した。





 これは、パソコンを持ち運ぶためのもので、少し特殊なバックパックだが、収納部分が細かく分かれていて便利なのが購入の決め手になった。中にはパソコン収納のためのクッションで成形された部分がある。私は、休日にパソコンを持ち運ぶことはないが、タブレットは持ち運ぶ。パソコンの代りにタブレットを入れて持ち運ぶことにしよう。

 次の休日が楽しみである。

  

2015年8月30日日曜日

Amazon プライム・ビデオ

 アマゾンがやってくれました。

 Amazon プライム・ビデオ

 プライム会員なら映画やテレビ番組が見放題になるという新サービスだ。必要な費用は年額3,900円のみ。自宅のパソコンでも、外出中のスマートフォンでも視られるようだ。

 プライム会員というのは、もともと年間3,900円の会費を払っておけば、お急ぎ便、日時指定便が使い放題になるというシステムだ。購入金額が1,500円以下でも送料無料になる(送料無料は一部対象外となったようだ)。Kindleを持っていれば、毎月一冊無料で本が読めるとか、他にも特典があったと思うが、そういうサービスに加えて、ビデオ見放題である。

 すべての動画が見放題なのかどうかは、このサービスが始まってみないとわからないが、9月からは映画を見る時間が増えることだけは間違いない。

 私はすでにAmazon プライム会員だから、実質的には無料でこのサービスを享受することができるのである。

 ありがとう、アマゾン。

2015年8月26日水曜日

ThinkPad Edge E420 をWindows 10にアップグレードしてみた

 メインで使っているデスクトップPCのアップグレード後に、ノートパソコンのThinkPad Edge E420もWindows 10にアップグレードした。

 レノボの公式ホームページを確認すると、E420はアップグレード未対応とのことだったが、問題なく動いているようだ。ただ、パソコンを定期的に検診してくれるソフト「ThinkVintage Toolbox」は未対応だったようなのでアンインストールした。
 それから、多分OSがクラッシュした時に出荷時の設定に戻せるソフトが未対応だったらしく、こちらも思い切ってアンインストールした。
 購入後4年近くが経過しているので、動かなくなったらそれでおしまいで良い。そう考えて、アップグレードを進めたのである。

 このパソコンは音楽専用にしているため、foobar2000が動いて、USB DACからきちんと音が出さえすればよいのだが、その目的のためには全く問題なく動作しているようだ。勿論、インターネットを見ることくらいには、問題なく使用できる。

 ThinkVintage Toolboxは、時々パソコンの診断を自動的に行うために、音楽が途切れる原因だったようでもあるので、このソフトを削除したことで音楽用パソコンとしては、むしろこれまでよりも良くなったのである。


2015年8月23日日曜日

Windows 10にアップグレードしてみた(その2)

8月15日の早朝にアップグレードを行ってから一週間が過ぎた。途中、夏休みを取って三日間の旅行へ出かけていたから、毎日起動したわけではないが、今のところ新しいOSは問題なく稼働している。

 ・家計簿ソフト(てきぱき家計簿マム9)・・・OSアップグレード後に購入
 ・BunBackup
 ・iTunes
 ・foobar2000(およびUSB DAC)
 ・Google Chrome
 ・dBpoweramp CD Ripper
 ・ウイルスバスタークラウド8.0
 ・OneDrive
 ・コマンドプロンプト
 ・Microsoft Office Word

 家計簿ソフトだけ、それまで使っていたものがWindows 10に対応していなかったため買いなおしたが、他はすべて問題ない。ウイルスバスタークラウドはこのブログの執筆中に新しいバージョン(ウイルスバスタークラウド10)が公開されているのに気づいて、アップデートを行った。

 BunBackupがプログラムされた時刻にきちんとバックアップされているのかは未確認。


 なかなか快適。

 全く問題は生じていない。これからはWindows10を使い続けていくことにした。

2015年8月16日日曜日

Outlook.comで受信日時がおかしくなっている場合の対処法

 受信したメールには、受信した時刻が表示される。

 一日以上たったものは日付しか表示されないから、気付きにくいのだが、夕方に着信したのに早朝の日時になっていることがあった。

 少々気になったので、直し方を調べてみた。

 直し方は簡単。要はブラウザ上でタイムゾーンを設定すればよいだけのである。

 1.Outlook.comを表示した状態で右上に表示されている自分の名前(アカウント名)をクリック
 2.アカウント設定をクリック
 3.上部の帯から「あなたの情報」をクリック
 4.「個人情報の編集」をクリック
 5.タイムゾーンを東京に設定
 6.下方の「保存」をクリック

 以上で、メールの着信日時が正しく表示されたはずだ。

2015年8月15日土曜日

Windows 10にアップグレードしてみた

 Windows 10にアップグレードしてみた。添付画像は「タスクビュー」を開いた状態。




 昨晩、ダウンロードから続けて一気にやったので、数時間を要した。

 今日は寝不足だ。

 明け方までインストール作業をして、疲れて寝てしまったため、まだ、ほとんど使っていないから、良し悪しは判らない。

 ただ、インストールしたままだとウイルスバスターではなく、Windows Defenderが有効になっていた。ウイルスバスターを立ち上げたら、競合に関するメッセージ(すぐに消えてしまったのでよく確認できなかった)がでて、デフォルトの状態でウイルスバスターが立ち上がるように変っていた。

 ウイルスバスターが無効になっていることについては何のメッセージも出ない。その点は少々不親切だと感じた。それとも、市販のアンチウイルスソフトはもう必要ないということなのだろうか?
 最近ウイルスバスターの契約を更新したばかりなので、契約期間が終るまでの間は私はウイルスバスターを使い続けるつもりだ。

 普段使っている小遣いソフト(てきぱき家計簿マム6)が使えない状態になっていたことはショックだったが、バックアップに使っているBunBackupは問題なく動いてくれたようだ。まだプログラムによるバックアップは走らせていないが、まあ様子見としよう。

 起動に要する時間は今までより短くなった印象。家内がWindows 8.1で苦労しているのを見ていたから、OSとしてのWindows 10は理解しやすくて好ましい。

 大きな問題なく動いてくれたから、もう一台あるノートパソコンもアップグレードしたくなってきたぞ。

2015年8月2日日曜日

スマートフォンポーチ(OneTigris Smatphone Pouch)購入

 愛用のiPhone 5sのために、スマートフォン用ポーチを購入した。



 OneTigris Smatphone Pouch。


 軟弱な私は肩掛けのバッグだと荷物が肩にくいこんで辛いので、最近はリュックサック(バックパック、デイパック、ナップサックなどとも言う)をもっぱら使用している。

 リュックサックにすると荷物の重さを感じなくなってよいのだが、iPhoneをしまう場所に困る。背中の荷物に入れてしまうと、取り出しにくくなるし何より着信に気付かなくなる。iPhoneで音楽を聴きながら歩くときには音量調整の度にいちいちリュックサックからiPhoneを取り出さなければならないので面倒だ。
 ズボンのポケットに入れると、今度はかさばって歩きづらいし、イヤホンジャックに力がかかって大切なiPhoneが壊れそうで心配である。尻のポケットに入れると、座ったときに破損しそうでこれまた心配になる。

 そこで、いろいろ悩んだのだが、この「OneTigris Smatphone Pouch」を購入したのである。ベルトに装着してその中にiPhoneを入れる予定。私が今使っているのはiPhone5sだが、このポーチはiPhone 6 plusまで収納できるらしいので、近々予定しているiPhoneの買い替え後も継続して使用できるはずだ。

 まだ、輸送中なので手にしていないのだが、YouTubeにあがっている英語のレビューを見るとなかなか良い商品のようだ。

 実際に手元に届いて、気に入ったらレビューしよう。


2015年7月25日土曜日

Kindle活用法4(蔵書を整理)

 キンドルで読書する習慣がついてくると、蔵書がどんどん増えて整理したいと思うようになる。
 Kindleなら「コレクション」という機能を使って、蔵書を整理することが可能だ。






 こちらが、蔵書一覧を表示している状態。「剣客商売 16個」などと表示されているのが「コレクション」である。




 コレクション「剣客商売」の中を表示した状態。右下に「1/3」と表示されているのは、全3画面のうちの1画面目が表示されているという意味。ここから、読みたい本をタップすれば、読書を始めることができる。画面をスワイプすれば次の画面に進むことができる。勿論、元の画面に戻ることも可能だ。

 早速、設定方法を解説していこう。






 上記の「剣客商売十六 浮沈」を「剣客商売」に追加したいとする。この「浮沈」のアイコンを指で長押しすると、次のようなメニューが表示される。




 ここで、追加したいコレクションを選択して、完了をタップすれば、その本がコレクションに追加される。ちなみに、この時右上の漢数字の三に似たアイコンをタップすると新しいコレクションを追加することが可能である。




 こうして、「浮沈」がコレクションに追加された。

2015年7月20日月曜日

Kindle活用法3(読書の残り時間を表示)

 キンドルにはあって、紙の書籍にはない便利な機能の一つに、読書の残り時間を表示する機能がある。

 先日、解説のために表示した画像をもう一度御覧いただきたい。


 画面の左下に注目。「本を読み終えるまで:49時間12分」と出ているのがお判りだろう。これは、Kindleが読書の早さを計測して、本を読み終えるまでの時間を予測して表示してくれているのである。この「本を読み終えるまで:49時間12分」と表示されている部分をタップすると、章を読み終わるまでに必要な時間に切替えることもできる。きりのいい部分まで読むのに必要な時間が表示されるので、今読書をやめるべきか、きりのいいところまで読み進めてからやめるべきか、判断の材料になる、というわけだ。

 ちなみに、上の表示では読書終了まで49時間余りかかるとされているが、レビューをするために表示だけして一向に読み進んでいないために、私の読書のスピードが非常に遅いものと計測されているものと考えられる。

 そう、「正しく」表示されているのである。

 実際に、この本を読み進めて、私の正しい読書の早さをKindleに教えて上げれば、この残り時間も本当の残り時間に近い状態に更新されていくはずである。

 これも便利な機能の一つである。


2015年7月19日日曜日

Kindle活用法2(文字の大きさを変える)

 キンドルの機能に地味ではあるが実に重要なものがある。

 文字の大きさが変更できるということだ。電子書籍端末である以上、当然の機能なのだが、これは読書の快適性ということのためには極めて重要な機能なのだ。

 設定方法を簡単に解説しておこう。

 

 まず、書籍を開いた状態で画面上部をタップする(軽く触る)。すると、メニューが現れるので、左上方の「Aa」と表示された部分をタップする。


 表示設定のメニューが現れるので、文字の大きさを選択する。「Aa」という文字が様々な大きさで表示されている部分が、文字の大きさを選択するメニューである。

 ちなみに、ここで字体や行間、余白の大きさを設定することもできる。ここは、最初のメニューから何度でも戻ってくることができるので、好みの状態になるまで何度か実際に表示してみることをおすすめする。
 いずれも直感で選択可能な秀逸なメニューだ。

 字体は明朝体を選んでおけば一般の書籍に近い状態で表示されるだろう。筑紫明朝は明朝体ではあるが、やや線が細い印象。二つの明朝体のどちらを選ぶかは好みの問題だ。
 ゴシックは、まあ、ゴシック体である。

 私の設定は上に表示されているとおり。保守的な私は字体は「明朝」を選ぶ。
 行間、余白は一ページの情報量が多い状態で読みたいので、私は両方とも狭くしている。





 文字の大きさを様々に変更してみたところ。したの表示例は、文字を最大にした場合である。これなら、かなり視力に問題のある方でも、読書が楽しめるのではないだろうか。

 

2015年7月8日水曜日

Kindle活用法(辞書)

 キンドル(Kindle)ではいろいろな面で紙の本と同じように読書を楽しむことができる。

 しかし、Kindleは紙の本のように使えるばかりではなく、当然のことながら携帯端末としての利便性を併せ持っているのだ。
 電車の中で単行本を読んでいて、意味の判らない言葉が出てきた場合でも、大抵の場合は辞書を引いて言葉の意味を調べることはできない。前後の言葉とのつながりから、何となく理解したつもりになって、読書を続けてしまうのが一般的だと思う。

 しかし、Kindleなら読書中に簡単に言葉の意味を調べることが可能である。


Kindleで「書生」を辞書で調べたところ

 Kindleで「書生」を辞書で調べたところ。調べたい言葉を指で長押しするだけで辞書が立ち上がる。読書しながら、気軽に言葉の意味を調べることができるのは電子書籍ならではの利点であろう。

 もっとも、言語の習得のためには、初めて見る言葉を前後の文章からその意味を類推しながら、その言葉を自分のものにしていくものなのであって、そういう学習の機会が失われるという問題がないではないのだが、まあ大人が娯楽のために本を読む分には単純に便利な機能だと考えておいて差支えないだろう。

インターネットに繋がっていればWikipediaの記述内容を参照することもできる

 インターネットに接続した状態なら、Wikipediaの記述内容を参照することも可能である。


 英語の本を読んでいるときに、英和辞典で単語の意味を調べることもできる。


 
 しかもWord Wiseという機能を活用すると、自動的に英英辞典が表示されるようになる。


 これなら、子供の頃に読んだシャーロックホームズシリーズを原語で読むこともできるかも知れないな。

 多分、読むときは日本語で読むと思うけれど。


2015年7月4日土曜日

Kindle Voyage




 最後がAmazon Kindleシリーズのフラッグシップモデル、Kindle Voyageだ。


仕様(2015年7月3日現在)
価格:¥23,980(プライム会員価格は設定されていない)
ディスプレイサイズ:6インチ
反射抑制スクリーン:あり
内蔵ライト:あり(明るさの自動調整機能付き)
ページ送り:タッチスクリーン(ページめくりボタン付き)
解像度:300ppi
接続:Wi-FiまたはWi-Fi + 無料3G
ストレージ:最大数千冊(書籍の場合)Amazonコンテンツはクラウドに無料・容量無制限に保存可能
サイズ:162 x 117 x 7.6mm
重量:Wi-Fi : 180g、Wi-Fi + 無料3G : 188g
バッテリー:数週間(ワイヤレス接続オフ、一日30分使用)

 こちらも、先日紹介したKindle Paperwhiteとの比較のかたちで紹介することにしよう。

 まず、特筆すべきはその価格である。最も安い仕様(キャンペーン情報つき、Wi-Fi接続)でも23,980円。Kindle Paperwhiteはプライム会員割引が可能だが、こちらは割引対象外。

 Amazonは強気である。

そして、内蔵ライトに明るさの自動調整機能がつく。周囲の明るさを感知し、フロントライトが自動で理想的な明るさに調整してくれるのである。学習機能付き。

 ページ送りも他のKindleシリーズ製品に比べ、やりやすくなっている。
 ディスプレイをタッチ(スワイプも可)してページめくりすることも可能だが、Kindleを持った状態のままベゼル部分に用意されたタッチセンサーを軽く握るだけでページ送りが可能となっている。この時Kindle Voyageがかすかな振動で応答してくれるため、何ページめくったか直感的に把握できる。

 Kindle Voyageは他のKindleシリーズにはない様々な機能をそろえながら、サイズはKindleシリーズの中で最も小さく、重量は最も軽い。

 小さく、軽いということは一つの性能である。外出時に持ち運ぶことを考えれば、1mmでも小さい方が望ましく、1gでも軽い方が良いのである。

 以上をまとめると、Kindle Paperwhiteとの違いは、

  • 内蔵ライトの自動調節機能付き
  • 先進的なページ送りができるタッチセンサー内蔵
  • 高さが7mm小さく、厚さが1.5mm小さい
  • 25g軽量(Wi-Fiモデル同士の比較)
  • Kindle Paperwhiteより9,700円高い

ということだ。
 あなたがアマゾンプライム会員ならば、Kindle Voyageは割引対象外なので、この差は13,700円にまで拡大する。

 製品紹介を読んでいるとわくわくするような製品だが、様々な先進的機能が付いた最高級品を持っているという満足感と追加で支出しなければならない金額とを天秤にかけたとき、どちらがあなたにとって価値が高いかということだろう。


 さて、ここまでKindleシリーズを解説してきたが、それではどのKindleを選んだらよいのだろうか。

 価格と性能とのバランスから言って、Kindle Paperwhiteが最も満足感の高い製品だと思う。漫画(コミック)を読まずに活字の本ばかりしか読まないという方なら、最も廉価なKindleでも十分だ。

 そして、少々費用がかかってもよいからともかく快適な読書体験(アマゾン流に言うと至福の読書体験)を追求したいのなら、Kindle Voyageを選べばよいだろう。



2015年7月2日木曜日

Kindle Paperwhite




 次はKindle Paperwhiteだ。


仕様(2015年6月30日発売)
価格:¥14,280(プライム会員価格 ¥10,280 )
ディスプレイサイズ:6インチ
反射抑制スクリーン:あり
内蔵ライト: あり
解像度:300ppi
接続:Wi-FiまたはWi-Fi + 無料3G
ストレージ: 最大数千冊(書籍の場合) Amazonコンテンツはクラウドに無料・容量無制限に保存可能
サイズ:169 x 117 x 9.1mm
重量:Wi-Fi : 205g、Wi-Fi + 無料3G : 217g
バッテリー:数週間(ワイヤレス接続オフ、一日30分使用)


 Kindleシリーズの高級機。価格的には楽天koboやソニーReaderと競合する製品になるだろう。


 先日紹介したKindleにはない機能を中心に解説することにしよう。


 一つ目の違いは、この製品には内蔵ライトがついていることだ。

 Kindleにはライトが付属していないため、暗いところで使いたいのであれば、このKindle Paperwhite以上の製品を選ぶ必要がある。
 このフロントライトは、液晶ディスプレイのように目に向って光を照射するのではなく、ディスプレイの表面を照らすようになっているため、比較的目に優しい。光源から発せられた光を直接見るのではなく、反射光を見るので、目への負担が軽くなるのである。
 就寝前の読書にもおすすめだ。


 次に挙げるのは解像度の違いだ。

 6月30日に発売された新型Kindle Paperwhiteは、最上級機であるKindle Voyageと同じ300ppiとなった。
 活字だけ読んでいる分にはKindleの167ppiで十分だが、挿絵や写真の部分を見るときや、漫画(コミック)を読む場合は高解像度が活きてくるだろう。文字のサイズが小さい状態で読書したい方にも、高解像度の製品を薦めたい。

 そして、この製品はWi-Fi接続の他に、3G接続できる製品を選択することができる。

 3G接続可能な製品は、Wi-Fi接続しかできない製品に比べて5,000円と少々割高になるが、月額使用料なしで3G回線への接続が可能となる。漫画(コミック)などの容量の大きなファイルはダウンロードできないが、Amazonが3G回線料金を負担しているため、追加費用も煩雑な契約も不要で書籍をダウンロードすることができるのである。

 
 以上を整理すると、

  • 暗所で活用したい
  • 漫画(コミック)を中心に楽しみたい
  • 細かい文字で情報量が多い状態で読みたい
  • スマートフォンなどのテザリング可能な機器を所有していない

 場合には、Kindleではなくて、こちらのKindle Paperwhiteがおすすめだ。
 

2015年7月1日水曜日

Amazon Kindle


 本家本元のKindle。(私はこの製品を持っているので評価が甘くなります。)

仕様(2015年6月28日現在) 
価格:¥8,980 (プライム会員価格 ¥4,980)
ディスプレイサイズ:6インチ
反射抑制スクリーン:あり
内蔵ライト:なし
解像度:167ppi
接続:Wi-Fiのみ
ストレージ:最大数千冊(書籍の場合) Amazonコンテンツはクラウドに無料・容量無制限に保存可能
サイズ:169 x 119 x 10.1mm
重量:191g
バッテリー:数週間(ワイヤレス接続オフ、一日30分使用)


 キンドルシリーズの中で最も廉価で、最も入手しやすい製品である。上記の価格はキャンペーン情報つきの価格。(プライム会員価格で購入するにはクーポンの適用が必要なので要注意。)

 アマゾンプライム会員限定だが、Kindleオーナー ライブラリーというサービスによって、所有しているKindleに毎月一冊無料で本をダウンロードできることを考えると、コストパフォーマンスは極めて高いと言えるだろう。

 ディスプレイの大きさは他のKindleと同じ6インチ。
 この製品だけが内蔵ライトを持っていないが、通常の書籍も暗いところでは読めないということを考えれば、それは大きな欠点ではない。

 他のKindleシリーズに較べ解像度は167ppiと最も低いが、通常の読書の用途からは必要十分な解像度を持っている。私の場合、電子書籍を読んでいて解像度が気になることはない。
 通信がWi-Fiのみ、というところがこの製品の弱点であるかのように見えるが、スマートフォンを持っているのならばこの仕様で十分だ。iPhoneのテザリング機能を使えば、いつでもどこでもインターネットに接続することが可能である。しかも、作品によっては容量の関係でKindleの3G回線ではダウンロードできないものが結構あるのだが、テザリング経由ならどの書籍も問題なくダウンロードできる。少なくともこれまで、私は外出先でシリーズ物の続きが読めないで悔しい思いをしたことはない。
 容量は数千冊ということなので問題なし。
 サイズは非常に小さい。縦横の大きさはハードカバーの小説と新書版の間くらいだろうか。文庫本よりは大きく、厚さは従来の書籍と比較にならないほど薄い。書籍なら半日で読み終ってしまう程度の薄さだと思う。この薄さに数千冊の書籍が収まってしまうのだから、技術の進歩に感謝しなければならない。

 重量は非常に軽い。薄めの文庫本と同じくらいだろうか。女性でも楽々と携帯できるだろう。荷物の多いサラリーマンには嬉しい軽さである。薄いので、鞄の中でかさばらないのも良い。

 バッテリーの持ちも素晴しい。iPhoneもNexus 7も充電を忘れたら翌日は使用できない。外出先で数時間使おうものなら、電池切れになることもあるだろう。

 Kindleなら、1週間鞄に入れたままで大丈夫だ。通勤通学、昼休みに加え自宅で読書しても数日の間はバッテリーを気にする必要はない。常にWi-Fi通信可能な状態のままで運用してこうなのだから、機内モードにして通信を遮断しておけば、電気切れになる可能性は非常に低くなると思う。昔の携帯電話(ガラケー)のように、時々充電すればOKという運用が可能なのである。

 入門機の位置づけだが読書端末としての性能は馬鹿にできない。

 この製品にはキャンペーン情報つきとキャンペーン情報なしの二種類があって、キャンペーン情報ありの方が2,000円安い。キャンペーン情報というのは、スリープ状態の画面に広告が表示されるのだが、上品なものが多く邪魔には感じないだろう。




 セール情報などはむしろ有用と感じる場合も多いので、2,000円節約できることを考えると、キャンペーン情報つきを選んだ方が賢い選択だという考え方もあるかと思う。

 ここからは、個人的な感想になる。

 私の場合は、Nexus 7で電子書籍を読むようになってから読書量が飛躍的に増えた。Nexus 7は何でもできて素晴しい端末なのだが、古くなってきたせいか動作が鈍く感じられるようになってきた。また、就寝前にNexus 7で小説を読んでいると、本が面白いせいもあるかも知れないが、なかなか寝付けないことが多くなったと感じていた。
 
 このKindleを入手してから、外出時にはNexus 7を自宅においてKindleを手に外出することが多くなった。寝る前にベッドに入って本を読むのもKindleを利用するようになった。そして、寝付きもよくなったように感じている。

 Kindleは安い割には所有して満足感が感じられる端末だと思う。


2015年6月29日月曜日

Amazon KindleかFireか

 アマゾンのキンドルはなかなか素晴しい製品だが、Kindle、Kindle Paperwhite、Kindle Voyageと三種類あり、他にもFireというブランドの製品もあってどれを選んだらよいのか分かりにくい。

 製品としては読書専用端末のKindleシリーズと、タブレット端末のFireシリーズの二つにおおきく分類できる。Kindleシリーズは、楽天koboやソニーのReaderとライバル関係にある端末だ。一方、FireシリーズはiPadやNexus 7と同じような機能を持つタブレットである。


■ディスプレイの違い


 Kindleシリーズはディスプレイに電子ペーパー(e-ink)を採用しているのに対して、Fireシリーズは液晶ディスプレイを採用していることが大きな違いといえよう。

 電子ペーパーは画面の切替え動作がやや遅く、現在の技術ではモノクロでしか表示できないが、ディスプレイが直接光を出さないため目に優しく、長時間の読書に向いている。原理的に画面の切替え時にのみ電力を使用するため、電池が非常に長持ちするのも利点である。この電子ペーパーを採用しているKindleシリーズは、充電管理にさほど気を使わず、ほとんど紙の書籍感覚で利用することが出来るのが大きな特徴だ。

 液晶ディスプレイはカラーで美しく表示でき、写真や動画の鑑賞に向いている。勿論電子書籍リーダーとしての表示能力も備えているオールマイティーな存在だが、ディスプレイ自体が光源となっているため、長時間読書をするには向かない。就寝前に液晶ディスプレイを長時間眺めると睡眠の質に悪影響が出るという説もある。


■向いている用途


 Kindleシリーズはどれも軽量であるため持ち運びは容易である。読書をするためには非常に快適な端末である。しかし、「読書専用」なので画像を閲覧するのには向かないし、動画を再生する機能は付いていない。この端末で美術書を鑑賞することも諦めたほうが良いだろう。一応インターネットブラウザが付属しているが、実際のところ実用に耐えるとは言いがたい。
 まさに紙の本を代替する製品と言えるだろう。

 FireシリーズはKindleに比べれば重く、電池の持ちも悪い。外出時に持ち歩くためには、基本的に毎日充電が必要になると思ったほうがよいだろう。場合によっては日に幾度も充電する必要があるかも知れない。主な用途はインターネットや写真の閲覧、動画の鑑賞で、読書は時々するだけという使い方なら、Fireシリーズを選ぶべきだろう。ともかく一台で何でもこなすのが望みならやはりこのFireシリーズがおすすめだ。
 こちらは持ち歩けるパソコンだと言っても良いだろう。


■まとめ


 それぞれ長短のある製品なので、ここまで述べたディスプレイの違いと用途とによって、どちらのシリーズを選ぶか決めるのが良い。


 読書中心に利用したいならKindleシリーズをおすすめする。いろいろやってみたいならFireシリーズがおすすめだ。


2015年4月12日日曜日

曇天文庫の作品をKindleアプリで読む方法

 曇天文庫は青空文庫のデータに表紙をつけ、Kindleやkoboなどの電子書籍リーダー用に編集したデータを配信しているサイトだ。

 青空文庫は素晴しい取組みなのだが、正直に言うとタブレットで読むときのアプリケーションが少々使いづらい。出来れば、いつも使っている、「Kindle」アプリを利用したい。
 そんなときに便利なのが、曇天文庫に置いてあるデータである。

 曇天文庫のデータを「Kindle」アプリで読む方法を紹介しよう。ここで紹介するのは、電子書籍データをパソコンから端末に転送する方法だ。

【手順1】

 まず、アマゾンの「Send-to-Kindle」アドレスを確認しておこう。

 Amazonトップページ>アカウントサービス>コンテンツと端末の管理

 の順で選択しよう。途中でサインインを求められたらメールアドレスとパスワードを入れてサインインする。

 これで、アマゾンから購入した書籍がずらりと並んだ状態になるので、

 上部のタブから、「設定」をクリックする。

 この画面でしたにスクロールして行くと、「Send-to-Kindle」メールアドレスが確認できる。所有している端末ごとに別々のアドレスが割り振られているはずだ。

 このとき、保存設定が「有効」になっていれば、送信したデータはクラウドに保存されるから、いつでも再度ダウンロード可能になる。


【手順2】

 曇天文庫から読みたいデータをダウンロードして適当な場所に保存する。

 このとき、使用している端末用のデータを間違えずに選択すること。


【手順3】

 ダウンロードしたデータを手順1で確認したアドレスへ電子メールで送信する。


 以上、終り。
 これで、自分の端末にデータがダウンロードされる。

 後はのんびり読書を楽しむことができる。

 私のおすすめは、吉川英治の「三国志」。面白くて、読み始めたら眠れなくなる。
 寝不足になること間違いなしだ。


2015年3月22日日曜日

おすすめのiPhoneアプリ【浮世絵】

 iPhoneで浮世絵を無料で堪能できるアプリ【浮世絵】を紹介しよう。

 これはiPhoneで300枚の浮世絵を鑑賞することができるアプリ。無料である。百円払えば、CMが表示されないようにできるが、気にしなければ無料のままでも不都合は無い。気に入った画像はダウンロード可能だ。ダウンロードした画像は「写真」の中に入っているから、壁紙登録できる。
 


 百聞は一見に如かず。葛飾北斎の凱風快晴もこのとおり、壁紙に設定することができる。
 この作品はもともと縦長の作品ではないので、iPhoneの画面にはめ込むために左右がカットされているのだが、それが気にならないくらい素晴らしい壁紙が完成した。

 iPhoneを手にするたびに、ささやかな満足を感じることができる。


凱風快晴(Wikipediaより)(パブリックドメイン)


 凱風快晴のオリジナルの作品は、横長である。葛飾北斎の最高傑作。富嶽三十六景のうちの一枚。この絵に解説は要らないでしょう。日本人なら誰しもこの絵には特別な感慨を抱くはずです。不二とも表現される霊峰富士。

 爽やかで美しく力強い。日本を代表する絵画である。

 さてアプリの画像を見ると、オリジナルを忠実に再現した物では無いようです。が、並べて見なければそんなことは気にならない。

 オリジナルをじっくり堪能したければ、電子書籍を購入すればよいのである。電子書籍の富嶽三十六景は安価に入手できる。




 ホーム画面に設定するとこんな感じ。

 【浮世絵】アプリのアイコンだけ表示されるようにしてみた状態である。


大はしあたけの夕立(Wikipediaより)(パブリックドメイン)


 こちらは歌川広重の大はしあたけの夕立。名所江戸百景の一枚だ。これはもともと縦長の作品だが、上下左右がカットされている。

 絵画として鑑賞しようと思うとオリジナルの方が優れているけれども、iPhone用でちょっとみるには、アプリのサイズがむしろ望ましい大きさであるようにも思える。

 iPhoneが、美術館になったような気がする。


 面白い。


2015年3月7日土曜日

Amazon Kindle For PC

 いつの間にか、KindleのPC版が公開されていた。

 早速、インストールしてみた。

 快適に閲覧できた。

 特に「葛飾北斎 冨嶽三十六景」や「歌川広重 東海道五十三次」のような絵を見せるものには好適だ。これまでAmazonの書籍を読むことができなかったWindowsタブレットやノートPCの所有者には朗報と言えるのではないだろうか。

 これでパソコンを使う目的が一つ増えたような気がする。

 この記事を書きながら、浮世絵物ばかりKindle版を三点も購入してしまった。

 購入したのはこちら
 ・決定版!! 名所江戸百景 歌川広重
 ・愛蔵版!! 葛飾北斎 傑作浮世絵集 (「富嶽三十六景」他・最盛期の揃物6作を完全収録!)
 ・川瀬巴水の東京

 貴重な文化遺産を格安で手元に置き、いつでも干渉することが出来る。

 素晴らしいことである。

 

2015年3月1日日曜日

Amazonインスタント・ビデオで動画を見る

 ようやく3月となったものの、せっかくの休日なのに今日は雨。

 出掛ける気にならないので、気晴らしに「Amazonインスタント・ビデオ」で映画を観た。観た映画は、「NY心霊捜査官」というもの。悪魔祓いものである。映画の出来はまあ70点といったところ。それでも、一応の気分転換にはなった。

 こういうのも休日の過し方としては悪くないと思う。


 我が家のインターネット環境はYahoo! BB ADSL 8M。今となっては、最低の品質だろう。この貧弱な回線で映画を観るなどは無理なのではないか、とお思いだろうが、これが観られてしまうのである。

 標準画質(SD)で約2時間。一度の遅延もなくスムーズに観ることができた。しかも、私はAmazonでいろいろ買物をしているので、ビデオが200円引きになるクーポンがいつの間にかたまっていたので、299円の映画を99円で借りることができた。
 「借りる」と書いたが、使い勝手はまさにレンタルビデオそのもの。299円を払えば48時間(これは作品によりいろいろ設定があるらしい)何度でも借りた作品が見放題で、設定された時間が過ぎると自動的にそのビデオが見られなくなるというもの。

 借りに行く手間も、返しに行く手間も不要。その上、安価である。

 しかし、こういうサービスが出て来てしまうと、今度は本屋ばかりでなくTSUTAYAのような会社も危うい感じがしてくる。消費者としては便利で安く、文句のつけようが無いのだが、また外国の企業に日本の企業が顧客を奪われていくことになるので、少々複雑な気分である。

 まあ、TSUTAYAも最近はレンタルDVDだけではなく、漫画、CDなども取扱うようになっているので、影響はそれほどではないのかも知れないが。


 日本経済のためにも、日本の会社にはますます頑張ってもらいたいものである。