2012年12月16日日曜日

iTunes Matchは日本でサービスできないのか

 米国でアップルがすでに開始している驚くべきサービス、iTunes Match。

 日本でも、今年後半からサービスを開始するというアナウンスがアップルから洩れていたが、今のところ開始される様子はない。これが導入できれば、私のiPhone 4 (32GB)には入りきらない音楽ライブラリーにいつでもどこでもアクセスすることが可能となる。
 iPhoneに同期していない音楽をいつでもダウンロードして聴くことが可能になるので、iPhoneの容量の中で大半を占めている音楽データを減らすことが可能となる。そして、音楽を減らして空いた部分にアプリや動画や写真を入れて持ち運ぶことが可能となるのである。

 悪名高きJASRAC(日本音楽著作権協会)が妨害しているのではないかと思うが、そろそろ日本も新しいビジネススタイルに移行する努力をしないと、本当にガラパゴスになってしまう。アップルからも、きちんと著作権に基づく収入が入るはずなのだが、何が気に入らないのだろうか。

 音楽はいまや自室でオーディオ機器で聴くものではなく、パソコンで再生したり、持ち歩いてイヤホンで聴いたり自動車のオーディオで聴いたりするものなのである。少なくとも私のライフ・スタイルでは音楽はほぼそういった方法で聴くものになっている。

 時代を作ることは可能だが、その努力をせずに時代の変化に抗うことは不可能だ。

 JASRACに限らず音楽業界の旧態依然には目に余るものがあるけれども、この間までCDにプロテクトをかけてiPhoneに入れられないようにしていた人達には、このサービスの意味は正しく理解できないのかも知れませんな。

2012年12月13日木曜日

iPhoneでGoogle Map が使えるようになった

 iOS用のGoogle Map が今日リリースされた。

 帰りの電車の中でリリースの記事を見た私は、愛用のiPhone 4 に再び使えるようになったこのアプリを即座にインストールした。まだ実際に道案内に使用してみてはいないが、またiPhoneが元通り信頼できる道案内の役目を果たしてくれるようになったのである。

 OSアップデート後のiPhone唯一の欠点がこれで解消されたわけだ。

 ありがとう。グーグルさん。

2012年12月10日月曜日

iPhoneとタブレットと両方持つ意味はあるのか

 先日、タブレットが欲しいという記事を書いた。その後、どのタブレットがよいか随分考えたのだが、いろいろ考えすぎて結局何がなんだか判らなくなってしまった。

 そして、今日考えが一転してiPhoneを持っているのに外出用にタブレットを入手する必要があるのだろうか、という疑問に行き着いた。

 考えてみれば、なぜタブレットが欲しくなったかと言えば、愛用のiPhone 4 のディスプレイが小さいので、もう少し大きな画面で見たいというのが最初の理由であった。それは、ブラックジャックによろしくというコミックを電車の中でiPhoneを利用して読んで、ディスプレイの小ささに気付いたからなのである。

 そして、iPad miniが発売されて物欲を刺激されたこともタブレットが欲しくてたまらなくなった理由のひとつだろう。

 昨日まで、

  • Nexus 7が良いのか、
  • iPad miniが良いのか、それとも
  • Kindle Fire HDが良いのか、

 そればかり考えていた。

 そして、どの端末にしたら良いのかの手がかりとして、タブレットで何がしたいのか考えてみたら、iPhone 4 があれば十分じゃないか、と思い始めたのである。近々、iPhone 5 に買い換えるとしても。

 同じように、タブレット端末について悩んでいる方もいるかもしれないので、少し、私の考えを披露してみたい。

 私の場合は、タブレットを使う場面は外出時、それも主として電車の中で吊革に摑まって立った状態でである。

 やりたいことは

  • インターネットを閲覧する(主にヤフーやグーグルのニュースだ)
  • 電子書籍で小説を読む
  • 退屈しのぎにゲームをする
  • 動画を見る
  • 極まれに旅行の写真を見る
 というところだ。音楽はタブレットを買ってもiPhoneで聴くつもりである。

 そして、Nexus 7 なり iPad mini なりを手に入れて、Wi-Fiでインターネットに接続する手段も何とかしたとしよう。晴れて電車の中でタブレットが使えるわけだ。

 その時、私はどうするだろうか。

 ポケットに入れたiPhone で音楽を聴きながら、タブレットでインターネットを見たり小説を読んだりする。これは問題ない。しかし、タブレットでゲームをしたくなったときはどうすればよいだろうか。この場合、音も聞く必要があるから、iPhone に接続してあるイヤホンをタブレットに差し替えなければならない。この間は電話がかかってきても気付かないかもしれないのだが、その可能性は少ないだろう。しかし、そしてまた音楽が聴きたくなったときは、イヤホンを iPhone に差し替えなければならない。
 吊革につかまった状態でこれらのことをするのはあまり気が進まない。

 それなら、初めから音楽もタブレットで聴けばよいのだが、現在でも音楽と動画とアプリとで私のiPhone 4 の容量(32GB)は一杯である。だから、タブレットに入れるのは動画と写真くらいにして、音楽は別の端末に保存することにしたいのだ。

 こう考えてくると、結局のところこれらのことがひとつの端末で実現できる iPhone という端末が私のライフスタイルに最高にマッチしていることが判ってきた。

 つまり、電車の中で使うためにタブレットを入手する必要は私の場合無いのではないか、ということなのだ。

 他に、タブレットが使いたいシチュエーションは家内の付き合いで買物に行った先で、家内が買物をしている間の暇つぶしである。これなら、喫茶店で iPhone を横において、タブレットでインターネットなりゲームなりあるいは動画なりを楽しむことができるだろう。
 しかし、この用途のためであれば、すでに持っているノートパソコンを使えばよい。私のThinkPad Edge E420ならば、音楽も動画もインターネットもタブレット端末よりも高速、高品質に楽しむことができる。パソコン用のゲームは高価だが、少し古いゲームを追加で買ったほうが、タブレットを新たに入手するよりも経済的負担は少ないはずだ。
 ノートパソコンは少々重いが、自動車で移動するので重量はそれほど問題にならないだろう。何よりパソコンのほうがタブレット端末よりもできることが多いのである。

 結論。

 今の私にとって、タブレットを入手する必要はない。


2012年12月2日日曜日

iTunes 11 にアップデートしてみた

 iTunes 11が公開されたので、早速アップデートしてみた。

 アップデート自体は極めて簡単。何の問題もなくすんなりと終了した。表示方法は大幅に刷新されたが、新しいiTunesの使い心地は特に違和感なく、数十分程度いじっていれば慣れることができる程度の修正である。

 総じて言えば好ましい変更だから、アップデートするか迷っているかたは、気楽に導入してみても後悔することは少ないだろう。

 しかし、iPhone 4 との同期に関連していくつか問題が発生したのでお知らせしておこう。


  1. iPhone 4 のブックマークがすべて消えてしまった
  2. iPhone 4 のブックマークの並び順を修正しても過ぐに元に戻ってしまう不具合が発生している
1.のブックマークが消える問題はパソコンからiCloudコントロールパネルを起動し、ブックマークのチェックボックスを一度外して再びチェックを入れることで解決した。「ブックマークをiCloudに統合しますか」と訊かれるので、データが消えると困るのでとりあえず「統合する」を選択すること。

2.のブックマークの並び順が思い通りに修正できない問題は、いろいろ試してみたが、今のところ解決の方法が見つからない。これは、重大な問題ではないから、当面気にしないでそのまま使用することにした。

 iTunes 11と一緒にiCloudコントロールパネルもアップデートしたから、もしかしたらiTunes 11の問題ではなくて、iCloudの問題かもしれない。

 こういう問題は、いつの間にか直ってしまうことを期待して気にしないでいるのに限る。


 不具合はあるけれども、iTunes 11 はなかなか使いやすいソフトウエアだと思う。
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 私は気に入った。