米国でアップルがすでに開始している驚くべきサービス、iTunes Match。
日本でも、今年後半からサービスを開始するというアナウンスがアップルから洩れていたが、今のところ開始される様子はない。これが導入できれば、私のiPhone 4 (32GB)には入りきらない音楽ライブラリーにいつでもどこでもアクセスすることが可能となる。
iPhoneに同期していない音楽をいつでもダウンロードして聴くことが可能になるので、iPhoneの容量の中で大半を占めている音楽データを減らすことが可能となる。そして、音楽を減らして空いた部分にアプリや動画や写真を入れて持ち運ぶことが可能となるのである。
悪名高きJASRAC(日本音楽著作権協会)が妨害しているのではないかと思うが、そろそろ日本も新しいビジネススタイルに移行する努力をしないと、本当にガラパゴスになってしまう。アップルからも、きちんと著作権に基づく収入が入るはずなのだが、何が気に入らないのだろうか。
音楽はいまや自室でオーディオ機器で聴くものではなく、パソコンで再生したり、持ち歩いてイヤホンで聴いたり自動車のオーディオで聴いたりするものなのである。少なくとも私のライフ・スタイルでは音楽はほぼそういった方法で聴くものになっている。
時代を作ることは可能だが、その努力をせずに時代の変化に抗うことは不可能だ。
JASRACに限らず音楽業界の旧態依然には目に余るものがあるけれども、この間までCDにプロテクトをかけてiPhoneに入れられないようにしていた人達には、このサービスの意味は正しく理解できないのかも知れませんな。
まぁ年内はとても無理でしょう。よくて来年のどこか、最悪凍結か見送りでしょう。日本だけ料金や条件を変えて… というのも考えにくい。
返信削除iTunes 11の公開が延びたところにMatchのフィールドテストが重なったことで、ひょっとしたら公開と同時にMatchも始まるかも、という幻想に誰もがとりつかれたようで…