2012年5月4日金曜日

Windows 標準搭載のBackupの使い勝手が悪い

パソコンデータのバックアップ方法について随分前に記事にしたけれども、今回はWindows 7標準搭載のBackup機能の使い勝手が悪いことについて記事にしてみたい。

バックアップはシステム構成も一緒にドライブ全体をを丸ごと行う方法と、必要なデータを選んでバックアップする方法と二種類ある。私はこの両方を定期的に行っているわけだが、そのうち前者(ドライブを丸ごとバックアップする方法ですね)はこの、Windows Backupを使用して行っている。

言うまでもないことだが、システムのバックアップよりデータのバックアップの方が遙かに重要だ。保存されているデータはディスクが壊れてしまえば、バックアップを取っていない限り二度と同じものを手に入れることはできない。

一方、システムはいちからインストールをやりなおすことにより、時間さえかければ故障前と同じ環境を再構築することが可能だ。実際にはインストールをやり直すことにより、安定して稼働する状態を新たに手に入れることができるから、元通り以上の状態になると言っても良い。私はこれまで幾度もパソコンのOSの再インストールを行ってきたが、インストール直後のパソコンで得られる軽快な動作に、いつも清々しいような気分になったものだ。OSは長く使い続けることにより、いろいろなソフトをインストールしたりアンインストールしたりすること等により、動作が遅くなったり、不安定な状態になったりすることがあるものだ。




しかし、私がメインで使っているデスクトップ・パソコンがバックアップを取れとしつこく要求してくるので、1TBのCドライブ(私はシステムもデータもこのCドライブに入れている。)のバックアップを同じ容量の内蔵Dドライブに、Windows Backupを使って毎月一度バックアップを取るようにしている。

ここからが本題。

このWindows Backupは時間がかかりすぎる。

そして、容量もバックアップ前の倍近くが必要となる。バックアップだから本当は毎日でも取りたいところだが、使い勝手が悪いために、バックアップは現在は月一回の運用としている。

まず、どれだけ時間がかかるのか。

上の画像をご覧いただきたい。先日、5月2日にバックアップを取った時の所要時間は約10時間。夜の11:00頃にバックアップを開始してバックアップを回したまま就寝し、完了したのは翌朝9:39である。勿論、私も初めのうちは毎日バックアップを取るようにしていた。一度バックアップした後は差分、増分のデータだけをバックアップするらしく、所要時間は短いのだが、数日経つとバックアップ先のHDDの容量不足のため頻繁にエラーが出るようになる。きちんと動作していれば、不要なバックアップを自動で削除する(と書いてあったはず)のだが、エラーが出るたびに手動でバックアップを消す作業が必要となってしまうのだ。結局、毎日バックアップすることは諦めてしまった。
どうせ、なくなると困るデータは別の方法で毎日二重にバックアップしているのだから、Cドライブのイメージバックアップの重要度は低いのである。

そして、容量が何故かバックアップ前の倍近くになってしまう。

5月2日に一度バックアップを取っただけの状態で、システムドライブ(Cドライブ)の使用領域は436GBなのに、バックアップ先(Dドライブ)の使用領域は784GBもある。どちらのドライブも同じ1TBのハードディスクだから、Dドライブの空き容量は147GBしか残らない。実に元データの180%近い容量が必要だということだ。

空き領域は次のように表示されている。
・C(バックアップ元):495GB/931GB
・D(バックアップ先):147GB/931GB


これでは、Cドライブのデータがさらに増えていったら、バックアップを取ることが不可能となる。他のバックアップソフトを使っても同じなのだろうか。

そんなわけで、Cドライブのフルバックアップは、他のバックアップソフトに乗り換えることを検討しはじめました。

データのバックアップは相変わらずBunBackupを使い続けますよ。これは非常に使い勝手が良いですから。

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