2012年9月30日日曜日

マスコミの安倍新総裁叩きを斬る

 この度、安倍晋三元内閣総理大臣が自民党総裁に返り咲いた。自民党の長い歴史の中でも初のことだという。

 めでたいことだと思う。ここは素直に安倍氏の新総裁としての門出に「おめでとう」の一言を送りたい。

 この自民党総裁戦の報道を見ていて、マスコミの偏向した姿勢が鼻についた。内閣総理大臣を病気で辞任したことを揶揄することに始まり、はては総裁選の決選投票の結果が地方票と異なったことを「民意に反する」と批評するなど、内閣総理大臣在任中の反安倍偏向報道を彷彿とさせるものがあった。これには、正直辟易させられた。

 日本の将来のために、これらの偏った報道にここで反論しておくならば、安倍氏が内閣総理大臣の要職を辞したのは、「潰瘍性大腸炎」という原因不明の難病によるものであったとのことだ。この病気が発症すると、我慢するというレベルではないほどの激しい腹痛と下痢とに襲われるという。察するに、難病に罹患し、万やむを得ず要職を辞したということなのだろう。そのことに触れようともせずに、「お腹が痛くなってやめちゃった人」というような稚拙な表現を行うのは間違っている。

 また、自民党総裁選の結果が民意に反しているとの批判も当を得ないものだ。自民党の地方票と、国会議員票とどちらがより「民意」を代表しているものだろうか。間接民主制において民意とは選挙の結果である。自民党の地方票よりも、国会議員票のほうがより民意を反映していると考えるのは間違いだろうか。それとも、マスメディアの言う民意とは自民党の地方組織の意見のことなのだろうか。この「民意に反する」という言説は支離滅裂といわざるを得ないものである。

 マスメディアの反保守至上主義的な姿勢こそ民意に反したものではないだろうか。マスメディアは自らの思想こそが民意だと思っているのではないか。そうだとしたならば、マスメディアの主張こそ危険思想であり、偏向したマスメディアの存在は国家にとって有害ですらある。ここまでくると自らの主張のためにする政治的プロパガンダであるといっても差支えないのではないか。通常プロパガンダは自国を利するためにするものだが、日本では自国を害するために報道機関による反日プロパガンダが日々繰り広げられているのである。

 まったくもって理解に苦しむ。

 我々国民はこうした偏向したマスメディアの報道に惑わされないようにする必要がある。

 現在の政治情勢だと、次の衆議院選挙では自民党が多数派となり、安倍内閣総理大臣が誕生する可能性が高いと思う。安倍総理が誕生した場合、一部を除いたマスコミが再び狂ったような安倍批判を繰り広げることは想像に難くない。

 個人的には総理大臣在任中に戦後レジームからの脱却を掲げた安倍新総裁に期待したい気持ちが大きい。再び安倍氏が総理大臣になって、「日本を普通の国に戻す」というごく当り前のことを、一日も早く実現させてもらいたいものだ。

 左寄りの報道機関は安倍晋三を恐れているのではないだろうか。憲法改正、教育基本法の改正など安倍氏の保守色の強い政策が気に食わないのだろう。

 しかし、保守は人間存在の普遍的傾向である。昨日と同じ今日が来て、今日と同じ明日が来ることを前提として我々人間は生活をしている。そうであるならば、変革や革命を嫌うのは人間の本質であって、そういった革命的なことを願っているのは、現状に不満を持つごく一部の人間であるはずだ。

 最後に安倍氏の内閣総理大臣在任中の主な功績を記載しておこう。


  • 防衛庁の防衛省昇格
  • 憲法改正に必要な国民投票法の制定
  • 教育基本法改正
 他にも、安倍氏の内閣総理大臣としての業績は多岐にわたるが、一年足らずの期間の業績としてはこの三点だけでも、余人の及ばざるところではないだろうか。

 頑張れ、安倍晋三。

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