2012年3月5日月曜日

【知っていると便利なiPhoneの小技】音楽の音の大きさを自動的に揃える方法

先日、「iPhoneで聴いている音楽の音が割れるときの対処法」で、音量の自動調整の機能について触れた。その記事の中では、この機能が音割れの原因になっている可能性があるので、音が割れていると感じた時には、この機能をオフにすることをおすすめした。

しかし、この機能はなかなか便利なので、使い方を説明しておきたい。

全曲シャッフルで再生している時などに、曲が変わった途端に曲が全然聴えなくなったり、逆に大音量で鳴り響いたりしてびっくりしたりすることがある。これは録音レベルの差が大きいことが原因だが、古い録音のCDは録音レベルが小さく、新しい録音のCDは録音レベルが大きい傾向があるようだ。憶測になるが、アナログレコードで発売する前提の録音は、レコード盤用の録音になっており、CDが普及した後の録音はCD用の録音になっているため、最初に録音するときの音の大きさが根本的に違うことが原因なのではないかと思っている。

つまり、録音の古いCDと新しいCDの両方を持っている方にとって、特に有効な機能なのである。

さて、音の大きさをそろえる方法だが、



1.最初にiTunesで録音レベルの解析を行う。

・iTunesで「編集」→「設定」と進み
・「再生」タブから「サウンドチェック」のチェックボックスにチェックを入れる

iTunesがライブラリの楽曲の録音レベルを調べて自動的に音量調整の設定をしてくれる。楽曲の数によっては、これには結構な時間がかかる。解析中はじっと我慢。



2.iPhoneで設定する




・「設定」→「ミュージック」と選び
・「音量の自動調整」を「オン」にする




3.iTunesからiPhoneに音楽を同期する
・サウンドチェックが完了したのを確認してから、iTunesからiPhoneに曲を転送し直す



以上で設定は完了だ。これでiPhoneで音量の自動調整を有効にすることができる。
完全に音量がそろうわけではないが、極端な音量の差を感じることはなくなるはずだ。

ちなみに、この機能はbluetoothを使って音楽再生をしているときにも有効だ。

先日「トヨタのディーラーオプションNHDT-W59でSD Audioを聴く方法」でiPhoneの音楽をカーナビで聴く方法を記事にしたが、この方法で音楽を聴いているときも、「音量の自動調整」は有効である。この機能を有効にすると、カーナビで再生するの楽曲の音量を自動的に揃えることができる。音楽が聴えないほど音量が小さくなることや、大音量にびっくりすることがなくなるわけだ。なかなか便利な機能なので、一度試してみることをおすすめしたい。

そして、iPhoneで再生中に楽曲の音が割れたときは、iPhoneの「音量の自動調整」を「オフ」にしてみると改善することがあるのは、先日の記事のとおりである。

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